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「抱き枕」SS仕立て

ご無沙汰しています。リアに忙殺されています。なかなか更新ができず、申し訳ないです。
ですが、脳内妄想は日々しておりまして…。
今日はその一部をSS仕立てにして、みなさまに見ていただくことで、私の近況報告とさせていただきます。
いつもありがとうございます。
m(__)mm(__)mm(__)m 
本当に感謝がつきませんね。

ということで、その妄想の一部です↓

注意)はじめましての方に、私の書くお話に登場する受け(大概主人公)は男くさいタイプが多いです。OKな方のみどうぞ。




「お~い、上杉~~! 狭いは狭いけど、こんなオッサンに抱きついても一文の得にもならねぇぞ。抱き枕にするなら、もっと抱き心地の良いものにしろ。暑いぞ~~~~」

中神鉄也は先日三十の大台にのったばかり。六歳も年下の、職場の同僚に身じろぎもできないくらいガッチリと組まれ、その僅かな腕の隙間から間ののびた呑気な声を上げる。

そんな風に鉄也はオッサンだと自嘲するものの、身なりをキチンと整えばかなりの美男子だ。
だが、いかんせん。髪は床屋に行った方が良いぐらい不格好に伸び、毛深くないくせに手入れを怠っているから顎に無精ひげが生えている。
そんな残念な男だ。

とはいうものの、本人もそれを分かっていて、無理に整えようとしない。
整えれば麗しい外見と中身の性格が合わずに、不必要に疲れることになるのもよく分かっているからだ。

それでも若い頃は一社会人として身の回りのことは全てキチンとしていなくてはいけないと考え、相当無理をしていた。
けれども、鉄也にとってはマイナスになることの方が多く、いつしかそういった無理をしなくなり、この頃は随分と平々凡々な生活を送れるようになった。

とはいっても、一般的に見て、今の状況が平々凡々かと言われれば、どうだか分からない。

「お~~い」
「くぅん…」
「くぅん? 鼻を鳴らして……。っとに、女と勘違いしてんじゃねぇだろうな?」

そうぼやいてみたが、十中八九そんなことはないだろう。
女と間違うには、鉄也の身は細くても筋張っていて堅過ぎる。

「ったく、仕方がねぇな…。このまま寝るか。寝苦しいけど」

大きなため息をつき、上杉の厚い胸板にちょこんと頭を預ける。
すると、上杉も意識があるのかないのか、自分に寄ってきた身をギュッと抱き込む。

「あぁぁ…、完全に女と勘違いしてるな……」

そうは言っても、心の中は裏腹。上杉が自分と同類、”ゲイである”という疑惑を抱いたままだ。

この上杉とは、つい最近までは直に面識がなかった。
”できる若手社員”、”女子に人気がある”という噂は社内の情報に疎い鉄也でも聞いていたが、業務で直接関わりがない以上、存在は知っていても話しをする機会はなかった。

けれども、どうやら上杉は鉄也の直属の後輩・林田と同期入社のようで、数か月前にたまたま林田と休憩室にいたところ、ヤツに出くわした。それからというもの、何かと飲みにいくようになったのだが、その後はなぜか上杉は鉄也の家に転がり込み、こうして三十路のオヤジを抱き枕にして寝るのだ。

だが、そんなことだけでは困ったヤツだというだけで、疑惑はわかない。
じゃどうしてそんな風に思うのかと言われれば、その廊下で出くわした時のヤツのファーストインスピレーションだ。
その時、鉄也は上杉に対してピピンとくるものを感じた。よく同類にしか分からないというアレだ。
お互いに顔を見合わせ、まさかと思いながらも、間に挟まる後輩に気づかれないよう、お互いにアイコンタクトを送り合い探った。

直観なんて単なる「思い過ごし」なだけかもしれないが、その時は確信だと思った。
しかも、上杉は鉄也との縁を繋ごうと思ったのか、林田に向けて「たまには数少ない同期なんだし、飲みに行こうか? あ、そうはいっても二人だけじゃなんだから、先輩もどうですか?」と誘いかけてきた。
目は口ほどにものを言うというが、鉄也の方をしっかりと見てそう言うのだから、”意思ある誘い”だと思って間違いないだろう。

それを感じ取った鉄也もこの頃ご無沙汰で飢えていただけなのかもしれないが、妙に上杉という人間に興味がわいて、「ああ、良いよ」と二つ返事を返した。それが俺たちの縁のはじまりだ。

だが、そんなアイコンタクトの有無など知らない林田は、一人訝しそうな表情で鉄也達の顔を交互に眺めていた。
それも仕方がない。日頃、交流のない上杉の誘いの上に、好んで先輩と食事をしたくなかったのだろう。妙な取り合わせで行くことになったなと、明らかに歓迎できない様子だった。

それでも、鉄也達は会を重ね、それに付き合いきれなくなった林田が脱落していってからというもの、お互いに暇な日は一緒に飯を食い、毎度のように上杉は鉄也の家に転がり込むようになった。

よくよく考えてみたら、上杉という男はなかなかに計算高いのかもしれない。
一見物腰の柔らかく甘ちゃんに思える男だけれど、端からこうなるのを予想してのキッカケづくりだったのは確かだろうし、知らず知らずのうちにこれが日常になっている。
だから、”できる若手”という噂は間違ってはいないようだ。

(だけど……。っとに、困ったヤツだな。はっきりさせろよ、お前はどっちなんだ!)

ノンケかゲイか?
上杉は毎度思わせぶりに鉄也の家に転がり込む癖に、手を出してくる気配がない。ただ好んで鉄也を抱き枕にしているだけだ。
けれども、大抵下半身にはっきりとした意思を感じるのだから、手に負えない。
全く期待していないわけではないが、平素の時でも、無駄に躰が高揚してくるから困る。

(で、何だ? 今も狸寝入りしてるのか?)

鉄也を抱き枕にする上杉から、規則正しい寝息なんて聞いたこともない。上杉が寝込むのは、おそらく鉄也が完全に寝落ちた後だ。
それまではひたすら鉄也を抱きしめているだけ。それも狭いシングルのベットの上で。
だからこそ、鉄也が誘わない限り、上杉は永遠に手を出してこないのかもしれない。

(ある意味、卑怯だな)

それなら既成事実ができたところで、全てを鉄也に性にして自分だけ逃げることだってできる。
だが、上杉はそんな卑怯なヤツには見えなかった。
どちらかといえば、年配者の鉄也にただ遠慮しているだけ。まるで忠誠心の高いペットのようだ。

(で、どうするんだ? 今晩もこのままか?)

鉄也はまんじりともできず、重い溜息を吐く。




この続きも私の中ではあるのですが、それは妄想止まりで…。
ですので、皆様の中で続きを想像してみてください。
といいつつ、機会がありましたら、プロットをたててみます。

総合目次1~3 / ※専用P2



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Author:ばけもぐ
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傾向;男臭い/強気受け多し。切ない系~爆笑系。リーマンもの、体先行型多し。ハピエン。
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