なしくずし 検証結果

2バージョンを楽しんで頂けましたでしょうかっっ。って、片方の人も多かったりしてっっ。
でも、作者としましては、この検証結果の結論を申しますと、どちらも“アリ”かなとっっ。
Yは自分が好きな人と結ばれる幸せ!
Nはベタ惚れされる幸せ! こっちは惚れた強みで、気持ちの上では赤羽に強いですものねっっ。

なんなら、トリプルでもクワトロでも、どんと来いって!!!
別のなしくずし世界なら、ありえる話かもしれませんねっっ。笑

人それぞれどちらが好みかは異なる事でしょうけど、どちらでも幸せになる事が出来ました!!
そして、それぞれを読んで楽しいと感じて頂けたら嬉しいです!

最後に、お付き合いくださり、本当にありがとうございました!!


そして・・・。

こんな短い検証結果のみで終わるのは寂しかったので、更なるおまけのパロ漫画を描きました。よろしかったら、あわせて訪問して頂けたらと思います!!




更なるおまけのパロ漫画 / Y初回 / N初回 / 0.まえおき / 総合目次

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Nなしくずし おまけ小説②

《パートⅡ》
赤羽と篤志は置き台詞通り、リベンジとばかりに日を改め、かのバーへと再来店していた。
そして、またしても絶妙なタイミングなのか、はたまたマスターがかの企画をお気に召した末の事なのか、本日もマスターの気まぐれサービス・ディとなっていた。
本日のその内容はというと・・・。

“カップル限定(その場で成立のカップル含む) メンズ・ディ! タチな貴方に、後味すっきり! 特製大人味カクテル1杯サービス付き!!”

だという・・・。このマスターも、困った人だっっ!
けれども、サービスとはいえ前回の事があるために、その黒板に記された大々的な文句に、篤志は引きつりを隠せない。
なっ・・・。またあんのヤバいカクテルかっっ。いっ、要らんっ!!!

そんな篤志の内心を察してか、赤羽が苦笑気味にフォローを入れる。
「あのマスター! 両方愉しんでこそ、ゲイの醍醐味だとばかりに、両刀(リバース)を推奨してるんだ。だから、これは!! あのマスターのちょっとした遊び心っ!!」
「なぬっ? 何ともお節介なっっ。」
「まぁ、そんな事言わないでっっ。そうは言っても、メンズ・ディとは名目ばかりで、その実! カップルにカクテル1杯サービスしてあげようっていう、有難いマスターのサービス精神なんだから!! 別にどっちがどうかなんて分からないんだから、二人の内で飲みたい方が飲めば良いってもんなんだっっ。」
そんな事を赤羽が言うものだから、それを真に受けると、篤志は威風堂々と宣言する!

「なら、俺が飲んでやろう!!」

学習しないというか、何というか・・・。喉元過ぎればで、そんな事を言う。
「お前、性懲りもなく! また撃沈するのかっっ? 本当に、お前にとってはチャンスだろうがっっ。」
「いんや、お前のような不感症男!!! 抱くなんて、俺はムリだっ!!」
相変わらずの強いポリシーでもって、堂々と答える。
けれども、赤羽はあれほどタチに拘っていた篤志だからと、半ば信じられない思いで、それにつつかずにはいられない。

「あ? 抱かれたいのか? 本当に、趣旨替えしたのか?」
「・・・・・、それで良い。いや、きっとそっちのが良い。」
赤羽のつつきももっともな事なので、返答にしばしの躊躇を見せる。けれども、今はもう赤羽とならネコで良いと、心から思っているのも、確かである。

「何、殊勝な事言って・・・。本当に、本当に、趣旨替えしたのか?」
「いや、厳密に言えば、してない。ただ、これはお前“限定”だ! お互いがムリしても仕方がないだろ?」
そんな篤志の言葉に、赤羽がぱっと表情を嬉しそうに華やがせる。もともと夜の雰囲気とはいえ、王子様フェイスの赤羽! 笑えば、その魅力は2倍、3倍・・・。惚れ直す価値があるほどの、良い笑顔である。店内は仄暗い照明だというのに、キラキラっとして、眩しいくらいだ。

「俺“限定”? 本当に良いのか? 良いのか!!!」

喜ばしくも素敵な響きに、噛みしめるように言葉を繰り返す。
ふむ、ふむ。可愛いヤツめっっ。
篤志もこんな赤羽の反応に満更ではなく、“良いのか?”という問いに、しっかりと、そして幸せそうに肯定してやる。

「良い! お前だけだ。」
「うっ、うっ・・。俺、愛されてるっっ。」
素で乙女になれるという言葉には偽りなく、赤羽はさも乙女のように、その垂れ目がちな目を嬉し涙でうるうるとさせ、嗚咽を上げる。

その涙! 弱いっス!!

だから、篤志も赤羽に対し愛しい情が沸き起こり、その同等の体格の体をひしと抱きしめてやる。傍目から見れば、何とも“御馳走様”な二人である。
とはいえ、赤羽だけでなく、恋にうっとりとする篤志も2割増し良い男度を上げており、絵になる二人であるのも間違いない話だった。

「分かったら、お前はなるべくの事! 俺を気持ち良くしてくれたら、それで良い!!」
「うっ、うっ。任せとけっ!! うっ、うっ。感動!! 生きていて良かったっっ。お前の愛を感じるっっ。」
「もっと泣け!! そして、可愛いままのお前でいろっ!!」
「うん、うん。どんだけでも泣いてやる。1.5Lのペットボトル一杯でも、どんと来いっ!! お前が抱かせてくれるっていうなら、お岩になっても、このままずっと延々と泣き続けてやるっっ。」
「うん、うん。そうだ、泣け! そして、二人で涙の海を作ろう!! 愛いヤツじゃっっ。」

えぐえぐえぐえぐえぐ・・っっ。

すっかり二人の世界に入っている。しかも、言う事がいちいち大袈裟過ぎるっっ。
だが、もちろんの事! この二人に誰も口を挟もうなんて思わない。遠巻きに二人の様子を眺めているだけだ。

本当に!! 二人は固い固い愛情で結ばれているっっ。

「赤羽? これ(カクテル)に口を付ける前に、一つ教えておいてやる!!」
真剣な表情に戻った篤志に、根の葉も乾かぬ今しの誓いを破って、赤羽は涙を引っ込める。
「ん? 何をだ???」
突如不安が襲ってきたのか、赤羽の表情はどことなく暗い。それは、単に店内の照明が暗いからだけではないように思える。

そ、そんの顔はっっ。またよからぬ心配をしている顔だなっっ。先ほどあれだけお前を認めてやったというにっっ。困ったヤツじゃっっ。
そんな不安そうな顔しおって・・・。

「心配せんでも、良い! お前にとっては、朗報だ!」
「朗報?」
「そうだ、朗報だ! 中井がこの春結婚するらしい。相手は同期の女の子で、入社以来皆に隠れてずっと付き合っていたらしい。」
ニマニマとしながら、その朗報とやらを伝えてやる。

「じゃっ、じゃぁっ!!」
「お前が心配するような不安材料は、無くなったという事だ! もう中井と同行出張したからって、気に病むことはないだろ?」
すると、赤羽は思った通りの嬉しそうな表情で、今度は篤志を男勝りにぎゅっと抱き込んでくる。

ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅぎゅぅ~~~~っっ。

し、絞れるっっ。うっ、うっ。苦しいっっ。
なっ! お前は、可愛くするんじゃなかったのかっっ。乙女になるんじゃなかったのかっっ。
急に・・・っ!! 男に戻るなっ!!!

だから、『二次会は是非赤羽さんと一緒に来てね』という中井のメッセージを伝えるのをすっかり忘れるのだった。おそらくこのメッセージは、前回の出張の時同様、中井本人から直接聞く事になるに違いない赤羽だった。
そして・・・。リキュール更に2割ましなカクテルを一口呑んでうろんとした篤志は、今日もあの良さを体感したおNEWなホテルへと二人仲良く消えていく事となるのだった。

ちゃん、ちゃん。




今度こそ、本当にENDですっっ。笑
とはいえ、検証結果はあります。

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Nなしくずし おまけ小説

《パートⅠ》
つきあい始めてから、早1か月!! 篤志と赤羽はかつて出逢ったという思い出?の二丁目のとあるバーに赴いていた。
その日は何と!! 懐に優しい?!

“カップル限定(その場で成立のカップル含む) レディース・ディ! ネコの貴方に、特製カクテル1杯サービス付き!!”

奇しくもそう銘打った、美味しい太っ腹サービス付きの日だった。
二人は横並びにカウンターに座ると、それぞれ好みのドリンクを注文し、店のマスターを交え、シッピングしながら会話を楽しむ。

「マスター! 今日はサービス・ディだって? 俺達、どっちがネコだと思う? 一応役回りは決まってんだ!」
赤羽の言葉に、篤志は今し口に含んだウィスキーの水割りを思わず吹き出しそうになる。
なっ、なっっ! お、お前はっ、そんな余分な事をっっ。
マスターは敢えてそんな篤志の様子をさらっと受け流すと、赤羽の問いに答えるべく、う~んと頭を捻る。

「そうだな・・・。う~~ん、それは難しいね! どっちもアリっぽいけど、どうかな・・・。悩むとこだね?」
「じゃ、さ! そうだと思う方に、サービス・カクテル置いてよ!!」
おっ、おいっ!!! 雄哉っっ。だから、そんな余分な事は言うなっっ。そんな詮索なんて、要らないっっ。
赤羽に対する呼称も、すっかり下の名となっている。ここに至るまでにはあれほどのブランクややり取りがあったというのに、二人の関係は思いの外順調なようだ。

「ん、じゃぁ! 一応、赤ちゃんはずっと彼の事を探していたから、惚れた弱みで、はい!! どうぞっ!」
マスターはそう答えながら、レモンが一切れ添えられたブルーハワイの色合いのカクテルを、赤羽の前にそっと置く。
はっきり言って、このマスター!! 実に良い線を行っている。お互いそれぞれの体の適性がこうでなければ、赤羽がネコであった可能性のが非常に高いのだ。
それに、このマスター! 人を見る目もあるようだ。だから、赤羽の性格も良く知っての上の判断なようだ。

「げっ! やっぱ、そう思う?」
赤羽はさして厭そうだというワケでもないが、わざと口を尖らせ、悪びれたフリをしてそう嘆く。
「だって、彼! 確かバリタチ希望だったでしょ?」
マスターは、篤志が数年前に数回程度来店しただけの客だというのに、そんな事まで良く覚えているようだ。
けれども、真相はあまり他人に悟られたくない。ゆえに、一人だらだらと冷や汗が吹き出してくる。

は、早くっっ・・。この話題を終わらせたいっっ。あせあせあせ・・っっ。

だが、そう簡単には問屋は卸さない。赤羽とマスターは意気揚々とその話題について盛り上がる。
「へぇ・・、そう。」
「もし違っていたとしても、赤ちゃん酔わせたら、今夜は彼に主導権を握らせてあげれるでしょ?」
「げっ、何それっ!! マスターは、ずっと通い詰めている俺の味方じゃないの?」
「だって、ご無沙汰なそっちの彼にも、またうちに来て欲しいじゃん。だから、ここは彼の方に華を持たせておかないとね?」
などと、マスターに要らぬ味方をしてもらう。だが・・・。

こ、このオレにっっ。こんの不感症男を抱けと?

そっ、そりゃ、ムリだっっ。・・・・。・・・・。・・・・・・。
し、仕方がないっ!!
篤志は赤羽の前に置かれたカクテルを摘み上げると、「俺がもらっておいてやる!!」と、ぐびっと一気に煽る!!

うっ・・・・。ああっ? 何じゃ、こりぇはぁっ!!!
カーーーーーっ!!!
だらだらだらだらだらだら・・・っっ。
ああ、こんのキツイ酒は、何じゃっっ。はぁ~~っ、はぁ~~~っっ。
クラクラクラクラクラ・・・っっ。の、くるくるくるくるくる・・・っっ。

一気に酒が回ってしまった篤志を見て、マスターが少々呆れた声で呟く。
「あら、あら、あら~~っっ。彼、男らしく呑んでくれたけど、一気にいっちゃったわよ? これ、リキュール3倍増しなんだけど・・・。あはっ、相当キイてるみたいだわねっっ? でも、愉しい~~っっ。」
だが、篤志はもはや何と言われても、頭の中はぐらん、ぐらん。体はピシャの斜塔のように傾ぐ、傾ぐ、傾ぐ!

やっ、やられた~~っっ。

そう思ったところで、後の祭り! そのままパタンと赤羽の肩にしな垂れかけ、意識をうつろにさせる。赤羽もふわふわと体を揺らめかせる篤志に、慌てて手をまわし支えると共に、悪乗りした自分に舌打ちする。
「おいっ!! 大丈夫か?」
「大丈夫??? いや、分からんっっ。大丈夫・・・、でないかもっっ。・・・うっ!!」

そして、うろんとした目で赤羽を見上げるもんだから!!! 思わず赤羽はあらぬところのスウィッチが入る。赤羽は喉をこくりと上下させる。
「こ、ここでっっ。こんな顔、するなっっ。ヤバっ!! 本当、いろんな意味でヤバっ!! ああ、ああ、ああ!! 皆がこっち見てっっ。今、いろんなヤツのスウィッチも入りまくったぞっ!! こりゃ、カモだ! 狙われるっっ。出るぞ、篤志!!!」

赤羽は篤志以上に慌て、フラつく篤志の体を抱き起すようにして立ち上がらせると、店外に出るよう促しかける。
それこそ! やっとの思いで手に入れた相手! そんじょそこらの輩に横から掻っ攫われ奪い取られるなんて、堪ったもんじゃないっ!!

「マスター悪い! また日改めて、出直す!」
「そう、残念だけど、OK! OK! OK!よ~っっ。リベンジ、待ってるっ!! そっちの彼もねっっ。是非、是非!! それはそうと、赤ちゃん? 西の角に出来たおNEWなホテル! 部屋もGOODSも充実しているとかで、なかなかの評判だわよっ!! 是非是非、お試しあれっ!!」

マスターは要らぬ情報までくれる。
それとも、バックマージンでも貰っているのか?
とはいえ、お客がこうなる事はマスターにとっては思惑通りなのか、ニヤリとした笑みを浮かべ、一人悦に入っている。
けれども、赤羽は苦笑しながらも、そんなマスターに「ありがと!」と別れの言葉を告げると、篤志を肩に担いで、いそいそとそのホテルへと消えていくのだった。

   * * *




そして、このバーへのリベンジ編があります。笑

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17.Nなしくずし 最終話

nikutai002.jpg

出張から戻った夜からというもの、この方!! 赤羽とは良いお付き合いが続いている。
しかも、半同棲とも言うべき、お互いの家を行ったり来たりの生活だ。
というのも、“一緒に飯を食いに行こう”が、そのままマルッと一晩となるのがザラではなく、すっかりとそれが“通常”の事となっているのが実情だ。

そして、今朝はというと、赤羽の住まいから直に出社してきている。スーツも赤羽に借りたものだ。
すると、篤志の前の席に座る同僚が篤志の姿を見て、開口一番!!
「肥後! 今日は雰囲気が違うな?」
そんな風に声を掛けてくる。

さっ、早速っっ。そう来たなっっ。本当、早速っっ。

それもそのハズ! 身に着けている、その赤羽のスーツとやらは、いつものダークな色目ではない。淡い茶系の白いピンストライプの入ったスーツだ。
もちろん赤羽の持っているスーツ全てが、このような明るい色目なものばかりというワケではない。

要は、これしかなかったのだ!

では、“一応あるというダークな色目のスーツはどうしたのか?”とか、“昨日着ていたスーツはどうしたのか?”と問いたいが、どちらも“ダメ”な状態となっているのである。
じゃぁ、何故”ダメ“になったのかというと・・・・。とても声を大にして、人に言える事ではない。

知っての通り、二人は互いの家を行き来しては、寝泊りするようにな関係となったとはいえ、同等の体格を有している事から、寝巻からスーツ、私服に至るまで、互いが互いのものを着倒している。そう! 大概を共用しているため、私物として置いてあるものは、あっても歯ブラシくらいなのだ。

しかも、相性の良い二人!! つい“良さ”にかまけては“あっち”の方が旺盛となり、“くつろぐ”がいつしか“その気”になり、スーツを着たまま事に発展する事、多々だった。
ゆえに、当然の事ながらスラックスの前にいやらしいシミを作ってしまっては、諸々のスーツが“クリーニング行き”となってしまいがちなのであった。

だから、現在のところ! 数あるダークな色目のスーツは全て!!!
“クリーニング中”で出払っている。そして、昨日のスーツもそれがために、今日はとても使い物にならない状態となっているのだ。
けれども、かといっていくらダークでも“喪服”を着るワケにはいかない。しかも、そんな馬鹿げた理由で、仕事をズル休みするワケにもいかない。
であるから、やはり!! 篤志にとっては甚だ歓迎出来ない事情からだが、致し方がないとしか言いようがないのだった。

しかも、お世辞か、出かける前! 赤羽は篤志のこのスーツ姿を爪先から頭のてっぺんまでしげしげと眺め様、呟きかけてきた。
「俺も、お前のスーツを着てくと、“赤羽さん、今日はどうされたんですか? いつもとイメージ、違いますね! でも、それ! 良いです!!”って、褒められるんだが、肥後! それ、案外良いぞ!!」
「なぬっ! 俺がこんなの似合うかーーっ!! 他のを出せ~~っ!!!」

自分の場合ははっきり言って “ない”と思い込んでいる篤志は、そもそもの原因を作った張本人をギロリとねめつける。けれども、その赤羽の表情には、さっぱり堪えた様子はない。それどころか、さも満足そうに頬の筋肉を緩ませ、喜びを顕わにしている。
「せいぜい俺の臭いに囲まれて、一日を過ごしてくれっっ。“夢叶ったり~っ”だっっ。」
しかも、人の気も知らないで、そんな言葉で締めくくっては、篤志を送り出す始末であった。

けれども、赤羽同様! 同僚は、篤志のそのスーツ姿に感嘆の意を表す。
「かなりイメージではないが、お前っ!! そういうのも案外良いなっっ。やっぱ! 肥後は面が良いから、こういうチャラいのも、実のところイケるんだなっっ。」
チャラい?! ・・・・。
篤志は顔にあははと乾いた笑いを貼り付けながら、元来た方に後退し、そのまま脱兎の如くトイレまで逃げ込む。

だから、その後の同僚の漏らす呟きなどは、耳にも入らない。
「肥後・・・・。何も逃げなくとも・・・・。本当の事を言ったまでなんだが・・、う~~む。それよりも、とんと浮いた噂は耳にしないけど、肥後! もしかして“女”でも変わったか?」
そして、後々にあらぬ“新恋人熱愛疑惑“な噂が独り歩きして、社内を賑わす事になるなんて、つゆとも思わないのだった。

はぁ、はぁ、はぁっっ・・。
トイレに駆けこんだ篤志は荒い息を吐き、気を落ち着かせる。
赤羽めっ!!!
ああ、ダーク系のスーツ一つは、常にキープしておくべきだなっっ。
というか、これからはその・・・。スーツを身に着けたまま行為に及ぶのは、避けるべきだ! そうだ、何が何でもするんじゃないっ!!

そう思いつつも、篤志当人こそ!! 自らスーツのままで、赤羽を誘う事を止めるべきだ! そう、半々くらいは己が誘っているのだ。裏を返せば、それほどまでに赤羽とのHは相性が良いという事だが、この際細かいところは棚上げする篤志だった。
とはいえ、意外に幸せな日々を過ごしている赤羽&篤志だった。

ちゃん、ちゃん。

   - 完 結 -




最終話といっても、弄り甲斐のある二人! まだ“おまけ小説”と”Y&Nについての検証結果”があります! 笑
それでは、後日にっっ。

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16.Nなしくずし(R)

Rですので、折り畳みます。
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プロフィール

ばけもぐ

Author:ばけもぐ
隠れ腐女。オリジナルのBL小説を創作しています。
傾向;男臭い/強気受け多し。切ない系~爆笑系。リーマンもの、体先行型多し。ハピエン。
拙い作品ですが、楽しんでいって下さい。
尚、誹謗中傷、未成年の閲覧、画像の無断転用はご遠慮願います。


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