『生徒会長…』への頂き物!

先日、10日は私都合でお休みを頂くと申してましたが、ブロ友のういちろ様より頂きものをしましたので、報告させて頂きます!

その頂いたものがこちら ↓
先日連載終了致しました『生徒会長は…』の侘しいヒール”蒔田”に待望の本命?候補を!!

2012060716200295c.jpg
対応記事はこちら→蒔田さんへプレゼント(対応記事)

何でも、とってもお躰が、縄に敏感な反応するお方らしいっ!!
おまけショットも載せてくださっていますので、是非是非訪問してみて下さい!→蒔田さんへプレゼント(対応記事)

そして、リコメントに毛が生えた程度のものですが、私めの妄想おバカトークを少しっっ。
演劇の台本?バージョンでお送りします!!

   ↓↓↓

《蒔田の真なる目覚め!》
蒔田;「おお、これはこれは・・・」
   (目を瞠る)
水島;「今日からお世話になります! 水島裕貴(ミズシマユウキ)と申します。
    副会長の蒔田さんですか? よろしくお願いします!!」
蒔田;「ええ、もちろんです! 水島くん! 是非是非懇意にお近づきを・・・」
   (そこで引き出しから、縄を取り出す)
水島;なっ、なっ・・・
   「あの・・・。蒔田さん・・・。これは、一体・・・・・?」
蒔田;「ええ、心配は要りませんっ! SMプレイ専用の麻縄です!」
水島;「いえ・・、そういう意味ではなくて・・・・・。
    これっ、どうするのですか!!! もっ、もしかしてぇぇぇぇ・・・っっ」
蒔田;「ええ、お近づきの印として、あなたに施してあげようと思いましてっっ」
水島;えっ・・・。タラリっ・・・。いっ、要らないっっ。ピ、ピンチ・・・。
   (言葉を失う)
   (それを了承ととった蒔田。御縄を手に取り、迫る)
蒔田;「私も先日至極地の底にまで、打ちのめされましてねっっ。
    初心に帰って、猛特訓しようと、心改めたのですっ!!
    それで、縄で水引工芸の練習をして、腕を磨いていたのですけど・・・」
(作品を目の前に並べ、披露する)
水島;げっ・・・。
   こいつにかかると、こんなスワンやら、梅の花の飾りを付けられてしまうのか?   
蒔田;「いかがですか? 選んでもらって構いませんよっっ」
水島;「・・・結構です」
蒔田;「むふふふふふ・・・っっ。喜んで頂けましたか!」
水島;「そういう意味じゃないです!!」
蒔田;「それにしても・・・。水島裕貴くん・・・?
    そこへきて、“これは運命か?“とも思える“水”繋がり!
    ふふっ、これはまさに“運命”でしょう!!!」
(眼鏡フレームに手を遣り、まるお化)
水島;そんなの・・・。こじつけだろぉぉぉ・・っっ! どうでも良いっっ。
   「へっ・・へっ・・、変態っっ」
(後ずさる)
蒔田;「いや~、君には素質を感じます!
    実に縛り甲斐のある、均整のとれた弾力有りそうなしっかりボディ!
    運命でなくとも、是非縛ってみたいっっ。」
(退いた分、自分も歩を詰める)
水島;「・・・・・」
(顔面蒼白)
蒔田;「あなたには、私の技術を補って余りある程の“縄で感じる事が出来る逸材”
    の香りがプンプンとしますっ!
    とはいえ、それに甘んじているだけの私ではありませんよっっ。
    日々精進! とりゃ、とりゃーーーっ!!」
(縄を放つ)
水島;ひぃーーーっっ。
(お縄になる)
蒔田;「さっ、さっ! 見も心も、私のお縄になあれっ! 真のマイ・スウィート・ハニー!!」
(早速、手を出す!)
水島;ぎゃああぁぁぁぁぁ~~~~っっ。
   何で俺はこんな生徒会なんかに来てしまったんだっっ。
   やめ~~れ~~~!!! こんな変態副会長!!!
   そして、俺には助けは来ないのか???

  ↓↓↓ (小一時間)

水島;あはっ・・・。新境地? 気持ちいっっ。ポッ…。
(恋に落ちた瞬間であった?)


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45.生徒会長は俺のモノ!(最終回)

「今日は、昌之も実に嬉しそうだね! 楽しみかい? さっ、羽生くん? 君も、もう異論はないね!!! これは、全てここに居る皆のためだからね! ねっ! ねっ!!」
などと、内館が押しの強い口調で締めくくる。

寿には、やはり・・・。この事についての拒否権は、全くないようだ! もうこれは完全なる決定事項といえた!!

だから、昌之が後方で嬉々とした声を上げ喜んでは、寿を追い詰める。
「・・・・・・」

ああ、駄目だこりゃ・・・・。

そもそも内館には他人に“No!”と言わせない押しの強さと静かな睨みがあるのだから、わざわざ“強請ネタ”を持たなくとも、思い通りに事を運ばす事など朝飯前の事だったに違いない。
だが、用意周到な内館は、機あらばと切り札を手の内に納める。これは“念には念を”というところなのだろう。

いや・・・。どちらかといえば、立場をはっきりさせるための、細かい下準備なのかもしれない。

現に、今! 自分達と内館との間には、立場上しっかりとした上下関係が出来上がり、強いられている。
漣共々自分達はもう、全くといってこの内館に強く出る事は出来ない。
だから、漣も一応の抵抗は試みてみたものの、何やかんやと言いつつ、はじめから諦めていたようだ。

だから、仕方がない! いよいよ年貢の納め時だ。

しかも、今回のコレだが、内館の口からは一言も“この前の借りの分だ”とは言われていない。
それがどういう事を意味するか・・・。
つまり、“これ限り”とならないかもしれないという事だ!!
実に怖いところだが、それが後々問題の種となる事は目に見えているっっ。
ああ、ああ。本当に・・・。相当にヤバい相手に、借りを作ってしまったという事だ・・・。とほほ・・。

けれども、いくら嘆いても、仕方がない。やはり、済んだ事は済んだ事なのだ!
今から自分がどんな目に晒される事となるか不安で堪らないが、腹を括るしかない!
だが、最強S男達だ。単なる見せ合いっこ如きでは終わらないさそうなのが、これまた難点だ!

けれども、それに対し、異様に興奮する自分がいる。それも、確かな事なのだ!!

だから、半強制的にこうとなっても、果たしてこれが損だったかといえば、その実分からない。非常に判断し難いところだ。
それに、何も“無理な事”を、言われた訳ではない。
これは一応、”羞恥プレイ”だけの範疇の事柄だ! スワッピングを強要された訳ではないのだから、心情的な部分では何も問題ない!
余程、この前蒔田の襲撃を受けた事の方が、寿にとっては辛い事だった!

だから、自分は“漣限定のM男”でいられるなら、これくらいはまぁ! 許容範囲内なのだった。

そして、然るべくその後・・・。
寿は漣の鞭の洗礼を受け、泣いて喜ぶ事多々となるのだった。
保健室からは、それぞれのカップルの悲鳴ではなく、至極悦に入った嬌声が賑やかに奏でられたのは言うまでもない!

とどのつまり、ここに居る皆が悦び愉しむ事となったのだった。

そうして・・・。
こうして始まった寿のSM込みの高校ライフ!だが、時として予期もしない事が多々含まれる。だが、そうはいうものの、意外に愉しく充実した日々となるのは極々自然な成り行きだった。
寿は、秘めたM男だったのだから!!

そして、漣に関する詳しい事など何も知らぬ寿だったが、当然の事に知る事となる。
もちろん! 漣の母こそ、皆に羨望されるような偉大な伝説の“鞭の名手”だという事をもだ!
しかも、それは本人が言わなくとも、内館が明かさなくとも、簡単に知る事となる! というのも、寿の存在を知った漣の母は、見事にそそられるM男具合に、“是非、可愛い嫁を1回くらい、この鞭でぶたせて~!! 漣? あなたも、良いでしょう??? 味見! 味見!!”と、日々追い掛け回し迫る事となるのだった!

ああ、嘆き・・・?! 

いや、これからの華々しい“充実Mライフ”が、確約された寿なのだった。

   - 完 結 -




【後書き】
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!
私も完結を迎えられて、良かったです! ホッ…。
とはいえ、至らない点や反省点などが多々ありますので、その反省を踏まえ、これからの作品に活かせていけたら良いなと思っております!

それにしても、この作品ですが、当初の予定から随分様変わりし、思いも依らぬ程のSM展開に、私も“汗っっ”が沢山出た作品です!
よもや…。主人公達まで、こんなSM人になるなんて…。

想定外でしたっっ。

当初漣は普通の悪ぶった年下というだけのノーマルな男の子の設定だったのですが、寿の性格などを考慮して二人の反応を修正している内に…。
最終的には“鞭遣い”“伝説の鞭の名手の息子”に変わり果てていました!
これも、小説が生きているからでしょうか?

とはいえ、お初の“ソフトSMもの”を書けたのは、良かったです! 笑

そして、何やかんやと言いつつも、晴れて“超激甘カップル”成立となれたのも、良かったですっっ。
少し・・・、甘過ぎてこちらが撃沈してしまいそうですが、今後も楽しい高校生ライフが続きそうで、何より! ・・・・ですよ??? 笑

さてさて、最終回という事で、コメント欄を開けました。
こちらの記事の以外の事でも、何か御座いましたら、非公開コメントも出来ますので、よろしかったら使って下さい。(ただし誹謗中傷等はご遠慮下さいね!)
尚、原則的に返信はこちらのコメント欄へとなりますが、指定のメールアドレス等に返信希望の方は、その旨とアドレスを書き入れて下さい。そちらの方に返信させて頂きます。もちろん、その場合は、メルアドが公開されるといけませんので、非公開コメントでお願いします。

ではでは、最後まで閲覧して下さった皆様、本当にありがとうございました!!
感謝、感謝です!

また別作品の連載になりましても、覗いて頂けると嬉しいです!

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44.生徒会長は俺のモノ!

しかも、その確な呼び出しは、本当にすぐ・・・翌日には、もう! 二人の元にやってきた!

寿は仕方がなく、漣と共に指定通り放課後、非常に重い足取りを叱咤しながら保健室へと出向く。
すると、何食わぬ顔の内館が、ようようと二人を出迎える。
しかも、内館から先に呼び出しを受けていただろう昌之が、その華奢な身体をちょこんとベットの上に腰かけさせ、二人の到着をキリンのように首を長くして心待ちに待っている。
寿の顔を見た途端の、幼さの残る嬉しそうな可愛らしい表情は、何とも目の毒だ! だが、こんな無邪気な昌之だが、これでも彼はれっきとしたM男だ! 侮れない!

「これは、これは! 生徒会長の羽生くん! 先日は無事帰還出来、何よりでしたね!」
開口一番、実に愉快そうに、厭味ったらしく先日の件を持ち出してくる。昌之にこそ、バレたくない恥であるのに、何とも勘とも仕方がない。
「その節は、どうも・・・」
そう濁す他ない。
しかも、口端が引きつり、不自然に片方だけ上がってしまっているのが、自分でも良く分かる。ここ最近のうちで、いろいろと学習させられた寿は、既にこの内館の静かな笑いだけで、十分な程に気圧されてしまっている。

「今日呼び立てしたのは、何てことはない! 折角、ここに素晴らしいSMカップルが2組も!! 揃ったのだから、ねぇ?」
「滉人(ヒロト 内館の下の名前です)? 何か? 自分の趣味に、この俺達を巻き込むつもりか? 俺はそんなつもりはないぞ! この人は、大切にだな・・・」
開始早々、事もなげに本題を切り出す内館に、漣が制止に掛かる。

「人聞きの悪い・・。二人して良く自分達の素質を自覚出来たのだから、感謝して欲しいくらいだ!!」
“分かっているだろう?”と目力を強め、釘を刺す!

「それに、強いて言うなら、それを自分達だけの世界に留めておくのは、惜しいと思わないか? 漣? 進歩してこそ、なんぼのもの・・・。何の世界でも突き詰める事・・、要は“向上心を持つ事”というものは、実に大切で必要な事だと、お前も思わないかい?」

とことんその自分の趣味嗜好を突き詰めたいのは、この内館達だけではないのか?

などと、寿は喉元まで出かかったが、内館の静かな睨みを前にしては何も言えない。簡単に、一蹴されてしまう!
だが、それは漣もそうであるのか、はたまたどこかではこの内館と考えを同じにするのか、いつにも増して歯切れが悪くなっていく。

「だが、それは自分達だけの間に留めておいても、突き詰められる事なんじゃないのか? いや・・、留めておくからこそ、良いものだと・・・・。うっ、ううんっ・・・・・・・。兎に角、この前の事は感謝しているが、それとこれとでは話が違う・・・・」
「漣!!!」

瞬時にして、その場が凍り付く!
たった一言発せられただけなのに、内館のそれには何人をも黙らせる威力がある。
何とも凄まじい“Sビーム”か・・・。

「分かったね! 羽生くんも!! 君にも厭だとは言わせないよ!」
乾いた笑いしか出ない。
選択肢はないとでも言うかのような凄みのあるものだ。

しかも・・・。
「では、お互いに死力を尽くして、今からプレイを見せ合うという事で良いね?」
ここにきてようやくの事、その要求の内容をはっきり具体的に示し、まとめる!
だが、付き付けられても、そうは簡単に受け入れられない者がいる。

「えっ、ええっ・・・」
寿は危惧していた通りのこの不本意な展開に、身体を硬直させる。そして、瞬時にして吹き出した冷や汗が、虚しくもこめかみを伝ってダラリと下の方へ流れ落ちていく。

しかも、やはりの事に、漣と思い合う仲となったとはいえ、昌之はかつて自分が思いを寄せていた相手だけあって、その目の前ではさすがに男に抱かれて悦ぶ自分を晒すのは忍び難い。いや、男の意地が許さない。
ああ、恥ずかしい以上に情けない事よ・・・。
けれども、それを承知の上で、敢えて内館はダメ押しの激震句を付け加える。

「何? 羽生くんも愉しい筈ですよ。この前のクリップも、漣との愉しい時間の一役に・・・」
「わっ! わぁ~~~っ!!!」
アレを悦んでしまったのは事実だが、そんな事・・・。
今、昌之に明かさなくても良いとばかりに、慌てて大声を上げて制しにかかる。

往生際が悪い!

だが、思ってもいないところから、内館の援護射撃が加わる。
「寿っっ。分かってるっ。分かってるって!!! だからっ、隠さなくても良いよっっ! 僕達は“仲間”なんだもんねっ、ねぇっっ?」
なっ、仲間・・・・・・。

“M男同盟”とでも言うのか?!

今度こそ、昌之のその台詞に、完全に言葉を失ってしまう。




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43.生徒会長は俺のモノ!

そして、こんな最強Sの自分をも唸らす漣の才能を、こんなところで燻らせているのは、実に惜しいと思っていた内館は、密かに校内に鞭を持ち込み、その機を窺っていたのだ。
しかも、蒔田の動きを掴んだ内館は、そろそろ面白い事が起こるだろうと想定していたのだから、尚更だ!

それが、絶好の機として、やってきた!

しかも、背に腹に替えられぬ鍵をネタに強請るだけでなく、敢えて鞭を托すことで、その才覚を自他ともに認めさせれば、自ずとこの”SMワールド”世界に入ってくる。
それは、内館にしてみれば、“二度美味しい!”事だ!

なんせ身近なところで、SMカップルが増えれば、自らのSM暮らしもより豊かとなる事は明白だ。しかも、その事は、内館のパートナーの昌之を悦ばす事にも繋がる!
いやいや、どちらかといえば、二人の刺激を受けた愛しの昌之が、自分好みのM男として一層の進化を遂げるのは違いなく、それは密やかに内館が目指すところなのだ!!
ゆえに、全て自らの煩悩のためであるが、この人も実に用意周到であるからして、些細な事にもぬかりはないのだった。

しかも、漣の鞭の腕前を明らかにする事は、これも計算の上の事だが、付随して良い事がもう一つ生まれる。
というのも、漣の心底惚れた相手は、隠れた逸材のM男だ! ゆえに、実際に漣の施しを受ければ、自分が真に求めるていたものが何なのかが実感できるだろう。するとなれば、あの二人は凄まじい吸引力によって結ばれ、名実! 無敵の仲となるのは必至だ。
ゆえに、ここでも漣に大きな大きすぎる貸しを作れるというものだ。

さすれば、もう!! 漣は、完全にこの従兄の自分に、頭が上がらなくなる。
いや、足を向けては眠れない程の存在になる筈だ!
そして、それはまさに”出る杭は打て!”とでもいうかのように、今のうちに恐ろしかるべき才能を持つ漣に対し、“我こそ上位だ”と明確に位置付けるのに一役買う事となる。 
そして、あれもこれも全てが!!! 昌之とのSMライフを充実させるため! 漣達に自分達の要求を嫌とは言わせない切り札なのだった!

ああ、本当に・・・。この人こそ、したたかで手におえない・・・。

こうして内館は究極の私利私欲な動機から、漣にトドメの鞭を托したのだった。
そして、今! 餌を撒くだけ撒いた内館は、昌之が帰った保健室で一人、手ぐすね引いて事の全てが終わるを待っている。

だが、そうとは全く知らない寿・・・。
”ネギ鴨”が如く、漣と共に鍵の返却に、そこを訪れる。
実に不幸な話だが、彼こそがその煽りを一身に受ける事となるのは明らかだ。
なんせ濁流に飲み込まれるが如く、範疇外の平凡からかけ離れた生活へと、一挙に押しやられるのだ。可愛そうという他ない。

けれども、”世は無情!” その洗礼は、すぐにでもやってくる?!

内館の元へとやってきた二人は、例の冷笑でもって出迎えられる。
腹の底で何を考えているか、分からない!
寿は思わずそれに怯む。とてもじゃないが、この相手に鍵を借りて、このままタダで済むとは思えない!

まさに、その笑みだけでも、脅迫だ! 恐喝だ! 強請(ユスリ)だ!

その辺のところを心得ていたにも関わらず、この内館相手に借りを作ってしまったのは、非常に痛い!
けれども、“何でこんな男に借りたんだ!”と、漣を責めるわけにもいかなければ、今更責めたとしても仕方がない。
事実! 漣がそうしてくれたおかげで、自分はあの蒔田の魔の手から逃れられたのだ。
何が待っているかは分からなくとも、“これくらいで済めば、安い”と思うしかない。

けれども、その日はそんな危惧に反し、拍子抜けするほどあっさりと帰される。
とはいえ、“今日はもう遅いから、後日改めて積る話をしようじゃないか!”と、有無を言わさぬ強さで半ば強制的に後日二人揃って保健室に訪れるよう、約束を取り付けられたのだから、その安らぎも一時凌ぎでしかない。
しかも、全く具体的な内容は知らされなかったのが、気がかりだ! けれども、内館の事だ! 自分達のこの大きな借りを元に、後でとんでもない要求を付き付けてくるに違いない!!!

ああ、恐ろしやっっ・・・。

しかも、その要求の内容を想像すればする程、とんでもない事ばかりが浮かんでくる。受け入れ難いそれらに肝を冷やしては、どうしても引きつっていく頬を抑える事が出来ない寿なのだった。




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42.生徒会長は俺のモノ!

またしても寿は疲れ果てた躰をだらしなく屋上のコンクリートの上に投げ出し、夕焼けの空を頭のネジでも抜けたか如くポカンと眺めている。
骨の髄まで抜かれたかのようなぐったり加減だ。
けれども、仕方がない! 今回はアクシデントのおかげで、実に長い間躰の至るところをいたぶられた上、漣とはより充足したSEXをしたのだ。そのため、消耗した体力も半端でなくとも、不思議はない。

だが、漣はそんな寿の様子に先日の既視感を覚え、一杯となった厭な予感に襲われる。

「もしや・・・。あんた! また正気に戻ったら、”さっきのは、全て無かった事に!”とか言うんじゃ・・・・」
こんな強面の男が恐る恐る言うのだから、快楽に捉われた時の寿の発言や行動は、余程信用されていないのだろう? その疑念が、ひしひしと伝わってくる。

「・・・・漣。いや・・・・・・・、そうじゃない!」
とはいえ、そうは簡単に話せない! 恥ずかし過ぎる!
だから、漣はまだ物言いたげな寿の様子に、その先が語られるのを辛抱強くじっと気長に待つ。
「だから・・・・・。今日のは・・、非常に良かった・・・。お前になら、その・・。ああいう事とか、もっとその・・・・・。何でも・・、されても良い・・・・・」

すると、皆まで聞いた漣は、心底ほっとした表情になる。
それこそ、今度覆ったなら、受ける衝撃は只事では済まされなかった筈だ。自分の抱いた疑念こそ間違いだったと、胸を撫で下ろせて良かったに違いない。

しかも、寿が言わんとする言葉に含まれる微妙なニュアンスは、先程のSEXでの何を指して言っている事か・・・。
極々ソフトな”SM行為”を指しての事か?
確かに、胸に嵌められたクリップも、責め言葉も、いつもには無かった事だが、非常に悦んでくれていた。間違いない!
しかも、今日の寿は、安心して自分に身を委ねてくれていたように思える。

「あんたが望むなら、いつでも、何でも・・・」

漣にとって、寿は大切な唯一無二の思い人だ!
強制的にアレコレはしたいとは思わないが、望むというのなら、しない理由はない!
漣とて、内館に言われなくとも、自分の中にれっきとしたSの血が流れている事は自覚している。

願ったり、叶ったりだ!

しかも、前とは打って変わり、そんな漣の言葉を受けた寿が満足そうな微笑み自分に返してくる。そして、先程まで呆然とコンクリートの上に投げ出していた身を、今度は漣に預けてくるあたり、やはり”二人の志は一つ!”という事だ。
後に自分達が行為をエスカレートさせる日が来ても、おかしくないように思える。

だが、運命とは思い通りにはいかぬもの!

当の本人達が望む、望まないなどは関係なく、往々にしてひょんな方へと転がっていくものだ。
だから、そんなSMチックな生活も、二人が意思を確かめ合わなくとも、勝手に二人をその世界に巻き込んでやろうと、他から忍びやってくる!

そうなのだ! 二人の周りには、そんな類の輩が実に多いのだ!

頼んでもいないのに、引き込もうとやってくる! だから、そうは自分達のペースで運ばない。
否が応にも、内館によって“SMワールド”への扉が開かれると、そこへ全自動洗濯機の水の如く、巻き込み、巻き込み、くるくるくると押し込まれていく事となる二人なのであった。

というのも、そもそも蒔田襲撃に際し、漣がどこで鍵を入手してきたかという事だ。
それに内館が一役かって噛んでいるのは、言うまでもない!
職権乱用ともいえる校医の立場を利用して、職員室から拝借した鍵を、高い利子を付けて漣に股貸ししてくれたのだ。
そうでなければ、素行の悪い漣があんなにスムーズに手に入れられる筈がない!
だから、漣は、決して作りたくない相手である内館に、大きな大きな借りを作ってしまったのだった。

しかも、借りたのは、その鍵だけではない!

半ば押し付けられるようにして渡されたものが、例の“鞭”だった。
そうでなければ、あんなもの! 校内に落ちている筈がない!! 特に昨今、体罰があってはならない時代なのだ! 学校にそんなものがあるとなれば、大問題だ!
ゆえに、内館が密かに持ち込んだ私物であった。

そして、内館は当然の事ながら、自分の叔母でもある漣の母が伝説の“鞭の名手”である事を、良く心得ている。
しかも、その筋は彼女で途絶えることなく、漣にも脈々とその華麗なる素質が受け継がれているのも知っている。

蛙の子は蛙!

本当のところ、漣に鞭を握らせれば、右に出る者はいない!
もちろん、S男の中のS男にして、最強のS男! この内館ですら、鞭に関してはそのトップの座を譲る。
そう、内館は同じSでも、漣とは畑違いで、突出した技術を持つ漣とは異なり、内館はオールマイティタイプだった。




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プロフィール

ばけもぐ

Author:ばけもぐ
隠れ腐女。オリジナルのBL小説を創作しています。
傾向;男臭い/強気受け多し。切ない系~爆笑系。リーマンもの、体先行型多し。ハピエン。
拙い作品ですが、楽しんでいって下さい。
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