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『悪ふざけ』後書き

【後書き】


こちらの作品は、実生活の諸事情で更新が途中止まってしまい、ご迷惑をお掛けしました。申し訳なかったです。
それでも温かい目で見守り、最後までお付き合い下さったみなさま、本当にありがとうございました。とても嬉しかったです。

そして、このように中断のあった作品ではありますが、久々にお笑い重視のコメディBLを執筆出来たのは、私自身とても楽しいものでした。
ある意味、こちらの作品を選んだ目的を全う出来たんじゃないかと思います。

と言いますのも、私も含め、実生活に追われますと疲れが溜まって、好きな事でも楽しむ余裕がなくなってきます。
そう、BL中毒で、大好きな筈なのに、何故かそれを楽しむのにも気合が要る。そんな方もいるんじゃないかと…。
だから、たまには気楽に笑って楽むだけの作品も良いんじゃないかと思ったのが、こちらの作品を書いてみようと思ったきっかけです。

ですから、こちらの作品に関しては、笑ってもらってなんぼの話。読む事で少しでも心が軽ろやかになってもらえたら、嬉しいです。
そして、「笑えた」と言ってもらえるのが、何よりもの悦びでした。

とはいえ、そういう私も、何度福士達に笑わしてもらった事か…。笑

おかげさまで、私の胃の調子も良く、彼らにはとても癒されていたようです。笑
この連載終了後は切ない系やハード系の作品にtryする予定ですが、まだ昔のお笑いBLネタも大切に温め中ですので、それを公開する時には是非また一緒に腹筋を鍛えましょう! 笑

それにしても、この主人公の福士ですが…。
本文では弄り倒しておりますが、私、かなりLOVEしております。
(もちろんチャラには負けますけどねっっ。笑)

といいますのも、私が日々感じるジェンダーの違いを意識してキャラクター作りをしておりまして、彼には私が思う羨ましくも愛すべき男性的部分をストレートに詰め込んでいるからです。
まぁ、そうは言っても、仮に私が福士の母親であったなら、時には背後からとび蹴りをしたり、諦めの育児で泣きたくなる事もあるかもしれません。笑
ですが、憎めないというか…。可愛らしいというか…。
そんな男性ならではの大らかさが、羨ましいです。

という事で、そういった部分でも、楽しめて執筆出来た作品だと思います。
本当、楽しかった!! 笑

そして、新連載については、明日報告させて頂きますが、先程の言いました通り、『悪ふざけ』とは全く違う傾向の作品となります。それでも興味を持って下されば、嬉しいです。

ではでは、最後までお付き合い下さったみなさま、本当にありがとうございました。



【オマケ画像~その後の福士達~】

warulast.jpg

チャラは↑のように”ラクビーボール”と言っていますが、富樫は”ラクビーボール”ではなく”元ラガーマン”です!
ですから、福士が果敢にトライを決めにいこうとすれば、当然タックルを掛けられ…。
いや~~~ん、恐ろしい。身が危険です! 笑



※ 後書きにて、こちらのコメント欄を開放しております。


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『悪ふざけ』番外b-3/3

「ミッ○ーマウスとミニ○ちゃんのぬいぐるみに囲まれながら…。ほら、ネズミ耳!」
「おい!」
「付けろ! ほら、付けろ! 早く付けろよな、福士っ!!」
「なっ…」

相変わらず、半ば脅しの要求だ。

(しかも………、何でミニ〇の方なんだ?
って、お前もその耳、付けるのかっ!
……………完全、バカップルだ)

「な? 俺も付けたし~~っっ。けど、お前もそれが欲しかったんだろーがっ!!」
「………はっ?」

出来るだけ大袈裟に驚いてやる。けれども…。

(……み、見破られた! な、何気に怖ぇーーよ、その洞察力……)

チャラはあれ程読解力がない癖に、ピンポイントで鼻が効く。
だが、自らの名誉のためにも言うが、決して男同士で付けたかったわけじゃない!

「本当、お前、何やってんだ? ドサクサに紛れて、そんなもの………」

そうだ、それは今もだ!
ドサクサに紛れて身体に絡み付いてきた手を、思いっきり叩き落とす。

「…たりめぇーだろ、ケチっ!」
「なっ…」
「T○Lデートの醍醐味といったら、やっぱりエッチだろ? そのために男は必死こいて頑張るんだから!! 福士っ、ちょっとくらい触らせろよ!」
「なっ…」

確かに、チャラは福士のためにファストパスに走った。

(ああ、ああ、その努力は認める! でも、お前も疲れてるんじゃないのか?
少なくとも、俺は疲れた。しかも、こんな変わり種プレイは求めてない!
俺にネズミ耳? 一体、どんな顔になるんだ?)

強面の福士でなくても、今日は似合わないそれを無理して付けている男を沢山見た。非常に憐れだった。

(でも、お、お前は、その耳………。妙に似合ってるけどなっっ)

「多分、似合う! お前は、可愛い! それに、どちらかと言えば………、俺がお前に付けてみたかったんだよ!」
「ひぃ、くっ………」

(絶対に、こいつの目は腐ってる)
だが、それは毎日のように思う事だ。

「な、福士、良いだろ? これでも、じっと楽しみ待ってたんだからさ!」
「はっ? じっと?」
「そうだろ? あの場で、お前に強請ったところで、恥ずかしがって付けてくれねぇーだろうーがっ!!」

(たりめーだ! …って、ぅっ!)

だから、悪戯を装って、ショップで果敢に何個かの付け耳を試してきたのに違いない。
あれは、このための品定めだったのだ。

「な、付けろよ! な、福士っ!!」
「なっ…、止せっ!!」
「何で付けてくれねぇーんだ! まぁ、付けてくれねぇっていうなら、その代わりに俺の事を“好きだ”って言ってくれるなら、今日のところは勘弁してやっても良い。…それで良い」
「ひぃ、くっ……」

福士が素直になれないのを逆手にとって、それを盾にしてきた。
この頃のチャラは強かに、その手で福士の嫌がる事をやらせようとする。
だが、それを盾に取られると、てんで敵わない。

「な、なら…、付ける!」

素直に了承したというのに、チャラがむっと頬を膨らませる。

(なっ、なっ、怒るなっ!! つ、“付けてやる“って言ったんだから、良いだろーがっ!!)

「俺は…、お前の事、スゲぇ好きなのによっ………」

(な、泣きそうになるなよ…。俺も好きなんだから……)

それでも、チャラの迫力に気圧されて後退しかけた福士に、チャラが赤と白のドット柄のリボンが付いたネズミ耳を容赦なくスポッとはめ込む。
そして、一息も付く間もなく、覆い被さるように福士を襲ってきた。

(ちょ、ちょっと待て! 待ってくれ!!)

そんな風だから、デートの代償を払わされるどころか、それ以上の見返りを求められて、散々と啼かされてしまった。
だから、翌日にはまたしても疲労困憊で、“遅よう!”と起きる羽目になったのだった。

(………………でも、デートも変わり種SEX(アレ)も、意外に良かった。……くそっ!)


   - END -




何よりも私が強面の福士をT○Lに行かせみたかったのでした。笑
そして、『悪ふざけ』を最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
この後、続いて後書きをupしたいと思います。

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『悪ふざけ』番外b-2/3

「でも…………………」

(でも?)
チャラのヤツ、その後の沈黙がやけに長い。
(言いたい事があるなら、早く言えっ!)

だが、こんな時は大抵ろくな事を言わない。

「な、何だよう?」
「いや~~~、強面家族のランドまわりは浮きまりだな?」
「っ!!」

(たとえ俺の家族が全員強面だとしても、今より遥かにマシだろ?)

それに、本当の事を言えば、福士だって、ここにはもっと沢山来てみたかった。叶わなかっただけだ。
更に言えば、福士の兄貴は……。

「くそっ! 強面で悪かったな! けど、兄貴は違う。強面じゃねぇ。普通にイケメンのヤリマン男だ!」

チャラがブッと吹いた。

「なっ…」
「いや、悪ぃー、悪ぃー。だけど、何だ! お前だけが強面? 良かったな!!」

どういう意味だ!
チャラのヘンテコで直向きな愛だけが、俺に向けられると言いたいのか?
(どうせ俺は、変な虫も付きようがねぇ!)

それとも、何だ? 堅田家の子孫断絶が免れるという意味か?
(…はぁ、…はぁ、ムカツク!)

憤った勢いのままターキーレッグを齧れば、また要らぬ凄味と迫力がたっぷりと増した。

だが、福士の兄貴は本当に似ても似つかない良男だ。
その不公平さを何度怨みたいと思った事か…。
だが、親にしてみれば、そんな事は関係なく、どうちらもかけがえのない可愛い息子なのだろう。

なんせ、福士の兄貴の名は“幸士(コウシ)”だ。
二人合わせて“幸福”。

非常に安直なネーミングセンスだが、“幸”も“福”も甲乙付けがたい縁起の良い字だ。
だから、そこに籠められた愛情も甲乙付け難いものであるに違いない。

(ああ、確かに俺には“福”があった!)

恨めしそうにチャラの顔を見つめる。
強面だろうが、稀に見る最良の恋愛に恵まれたのだから、良しとしよう。

だから、不承不承ときた風を装ってはいても、結局ラストの花火までみっちりと楽しんで自宅へと帰ってきた。
確かに、チャラの慣れたエスコートは完璧だった。見習いたい程だ。

やはり、持つべきものは女姉妹か……。

だが、やはり回るルートも必然と男好みものだったから、福士といい、チャラといい、気楽にエンジョイも出来た。

(チャラのヤツ…。始終、楽しそうだった!!)

とはいえ、パレードでレオタード姿のダンスのお姉さんの胸の谷間に釘付けになっていたら、手加減なしに耳を引っ張られた。そして、ドスの効いた声で「お前、今、鼻の下を伸ばしてただろ?」などと凄まれた。

(けど、基本、男なんだから仕方ねぇーーっ!!)

自然とそこに目が行くってものだ。
男同士、分かる筈の事なのに、なかなか分かってもらえない。

(俺が、お前にベタ惚れしていないって?
男のお前と付き合ってる時点で、ベタ惚れじゃねぇーかっ!!)

いくら心の中でそう思ったところで、相変わらずそんな事は言えない。
チャラに「好きだ」と言ったのは、あの病み上がりの1回のみだ。

だから、部屋で寛ぎはじめれば、俺達のやりとりはいつもこうなってしまう。
「何だ、あの土産袋は? 律儀にも、部署への土産か?」
部屋の隅にドサリと置かれた袋を指して尋ねる。
内容といい、話し方といい、実にそっけない。けれども…。

「ああ、違う。あれは、今からお前と使うんだ!」
「ぐっ、げほっ…。っ…………、はっ?」

返ってきた台詞に、咽る。何だかとても嫌な予感がした。




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『悪ふざけ』番外b.【ネズミ耳】1/3

b.【~T○Lデート編~ ネズミ耳】


「何で男同士でこんなところに……」

一路、T○Lへ。
そんな柄でもないところへ、福士は半ば強引にチャラに連れて来られていた。
良い成人男性が二人! 明らかに浮いている。場違いだ!
いくらデートだからと言っても、チャラの選択ミスであるのには間違いなかった。

「はっ? お前が、スゲぇ行きたそうだったから、来たんだろーがっ!!」
「はっ? 何で俺が…。そんな事、一言も言ってねぇ!!」
「でも、来たかったんだろ?」
「………っ」

確かに、一度でも良いから、ここに可愛い女の子とデートをしに来てみたかった。
しかも、ここはシーズン毎にTVで断トツに良く特集される天下のデートスポットだ! 地方の者だって一度や二度、もしくはそれ以上にデートをしに訪れた経験もあるだろう。
だから、先日もバラエティ番組でお笑い芸人達がここに訪れて、あれやこれやとアトラクションを楽しみ、期間限定のデザートなどを飲食していた。
それを羨ましそうに、福士は眺めていた。

(まさかな……?)

チャラが、そんな気が利くヤツだとは思わない。
一緒にその番組を見ていたから、単に自分が行きたくなっただけの事かもしれない。
そのニヤけ面を、恨みがましくじっとりと睨(ネ)め付けてやる。

「何だよ!! お前も、来たかったんだろ? ったく、素直じゃねぇーな?」
「……………まぁ、そういう事にしておいてやる!」
「何だよーーーっ!!」

チャラはブーブーと文句を垂れると、頬を膨らます。

「でも、お前と出掛けると、本当……。逆ナンもないな?」
「悪かったな!」
「だから、俺は“邪魔されなくて、良い!”って言ってんだろ?」
「ああ、ああ、分かった。俺と来て、良かったな!」
「なっ…」

福士は今日に限らず、気合いの入った女以外に逆ナンされた経験は、この方ただの一度もない。
とはいえ、ここがある種特殊なメルヘンランドだから、より一層そうなのかもしれない。
そりゃ、折角女の子水入らずで来たんだ。思いっきり妄想世界に浸り、最上級のお姫さまと化したいに違いない。
そんな時に、男は邪魔だろう。それだけで、妄想気分が制限される。

だから、デートで来ている男女連れを見れば一目瞭然だ。二人の間で温度差がある者達がいる。
理解し辛い世界にただ付き合っているだけの男子。それを肌に感じ、盛り上がりたい気持ちをどこかでセーブしている女の子。
もちろん、一緒に彼女と弾けて、ネズミ耳を付け、一緒に楽しめている二人連れもいる。
だが、正直なところ、なかなかデートでは100%フルに楽しめない女の子も割りといるのかもしれない。

(でも、ネズミ耳か…。
嫌じゃない! 俺も、密かに彼女とアレをして歩いてみたかったな……)

似合う筈もないのに、そんな淡い理想だけは福士も抱いていた。

「福士~~~~っ!! 何だ、そのニヤけた顔は? 俺といるのに、他事を考えてニヤ付いていただろ?」
「ぅっ…」

自ずと鼻の下が伸びていたんだろう。
チャラは、何故かこういう事に目敏い。いとも簡単に突かれた。
しかも、チャラは何と言っても、”恐夫家”だ! 内心では肝を冷やしていたが、スモーキーターキーレッグを片手に生ビールを呷り、その場を誤魔化した。
とはいえ、こんな夢の国に来たというのに、やってる事はさして普段と変わらない。やはり、自分では逆立ちしたって乙女にはなれない。

(…っとに、選択ミスだ!)

「でもよ、福士……。お前は家族とも、あんまりここには来なかったのかよ?」
「来ねぇ。…って、行くか! 男兄弟で、こんなところ! 来ても仕方ねぇーだろーが?」

福士のところは、男二人兄弟だ。

「ふ~~ん、俺は姉貴だからな…。ゲーム片手に、年間パスで、相当連れて来られたな……」
「ぅっ…」
「…てか、母親が乙女なんだろうな? 姉貴を理由に、俺達を進んで連れ回してた」
「っ…」

それはそれで、可哀相だ。男に、こんなところばかりでは厳しい。
掛けてやる言葉もない。

「まっ、だから、今日は任せとけ!」
「はっ?」
「だから、俺に任せとけ! 熟知してる! 俺が楽しませてやる!!」
「はぁ~~~っ!!」

(…………って、本当に楽しめんのか?)
チャラは鼻息も荒く、自信満々だ。

(けど、俺相手にそんなに気合入れなくても………、良いだろーがっ!!)

それに、どうせ気合を入れるなら、わざわざ浮きまくりの乙女ランドに来なくとも、もっと他があった筈だ。
(…とに、何でここを選んだんだ? 何度考えても、選択ミスだろーがっ!!)




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65.悪ふざけ(最終話)

(そこ! 人の面見ただけで、逃げんな!)
触らぬ神に祟りなしとばかりに、相変わらず福士の周りだけ人口密度が矢鱈滅多羅低い。
(……くそっ!)
正直な周囲の反応に向かっ腹を立てる。

――悪循環だ。

それなのに、そんな福士の顏を見て、チャラが妙な親しみを込めて「my鬼嫁」などと呼んでくる。

(俺のどこが”鬼嫁”だ! 鬼なのは、お前ぇの方だろーがっ!!
“恐夫家”の癖して、嫌になるっっ)

今日も福士の後を追って連れションにやってきたチャラがそんな胸糞悪い事を言うものだから、不服そうにそのニヤケた面を睨め付けてやれば、悪ぶれもなく…。

「それで良いんだよ。その方が、悪い虫が付かねぇ。だから、今日も目一杯エッチしようぜ、福士!」

(……良かねぇ。ムカツクっ!)

「何が“目一杯エッチしよう”だ! 良かねぇ。お前は冗談抜きで俺をマル暴に入れるつもりか?」
「マル暴? そんなに可愛いのに、入れるかっ! …って、そんな危険なところには、行かせねぇ!! 俺が行かせねぇ!!」
「…はっ? もう一度言ってみろ!」
「だから、マル暴なんて行かせねぇ! そんなところへ行ったら、お前ぇ、また煙草吸うだろ? 俺は煙草臭ぇーのは嫌いだし、危険だから絶対に行かせねぇ!!」
「はっ? 煙草?」
「んだ!」

(俺は、お前のその基準が分からねぇ…。
それに、“危険”、“可愛い”って…)

チャラの言うそれは“蓼食う虫も好き好き”ってヤツで、一般的には当てはまらない考えだ。
呆れて白い目でチャラを見れば、しれっと…。

「言っておくけど、目は悪かねぇ。この前の健康診断でも、視力検査の結果は良かった。変わらず、両目とも1.5あった!」
「なら、頭がおかしい。末期症状だ。…って、お前の趣味は一体どうなってんだ?」

マイナー路線も良いところだ。チャラの頭を開けて、その中身を見てやりたい。

「別におかしくても、何だって良いだろう? マジで、可愛い癖に………」
「あん、何だって? もう止めてくれ、憤死する!」
「っとに、可愛いだろーがっっ。そんなに可愛くて、マル暴なんて入れるわけねぇーだろ? スッパリと諦めろ! 危険だ、危険。お前はカモだ! マワされる!」
「はっ?」
「それに、お前の可愛いのは、俺だけが知ってりゃ良いんだ! 大体、何でわざわざ人にそれを教えてやらなきゃいけねぇんだ! だから、お前は一生モテなくて、良いんだよ!」
「は? “一生モテなくて”だと………。くそっ!」

はっきり言って、仮に福士に可愛い部分があったにせよ、知りたくても誰も気付けるわけがない!
どちらかといえば、この頃はチャラの絶倫のせいで凄味が増すばかりだ。
だが、福士が本気で悔しがって地団駄を踏めば、嫉妬したチャラに突然ガブリと唇を齧られた。

(痛ぇ…)

しかも、齧り付きながら、「福士、良い加減、女は諦めて、俺だけにしねぇーと、家の中に閉じ込めるからな!」などと脅してきた。

(わ、分かってるよ…。お、俺を脅すな!
だから、放せ! …痛い、吸い付くな! たらこ唇になる!!)

だから、散々と吸われ続け、解放された時にはすっかり博多名物! 辛子明太子が出来上がっていた。

(どうやって、皆の前に出てくんだ! バカヤローーーーっ!!
それこそ、責任取れ! 今から取れ! 昴流ーーーっ!!)


   - END -





後書きは番外編b終了後にさせて頂きます。
ちなみに、番外編はデート編です。笑

⇒ 番外b

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プロフィール

ばけもぐ

Author:ばけもぐ
隠れ腐女。オリジナルのBL小説を創作しています。
傾向;男臭い/強気受け多し。切ない系~爆笑系。リーマンもの、体先行型多し。ハピエン。
拙い作品ですが、楽しんでいって下さい。
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