【あとがき】園さん、ついていきます(冒頭にBL画)

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  ~二人の前途に幸あれ~




【あとがき】

『園さん、ついていきます』を
 最後まで読んで下さり
 ありがとうございました m(__)m



さて、この作品。『狂喜の的』の執筆中、脇役の園さんにキャラ萌えして書きはじめたのですが…。
   ↓↓↓
もちろん、園さんはナイスな”困ったちゃん”キャラで、悪目立ちしていますよ! 笑
(私的に、”困ったちゃん”は大好物ですから、変わりなく園さんを愛してます。笑)

でも、それ以上に際立っているのは、蜂須賀さんの誠実さ! 笑

おかげさまで、蜂須賀さんは私の作品の中でも一位、二位を争う押しメンとなりました。笑
(ちなみにこの蜂須賀さんと競っているのは、傲岸不遜でとんでもなく屈折している侠耶です。寂しそうな感じが、放っておけない。←全然、寂しそうじゃないけど)

とはいえ、格好良いキャラというのは、なかなか書こうと思っても書けないもので…。
幾度となくtryしていても、あまり上手くいった例がないです。
どこか嘘くさかったり、好きになれなかったり、格好良いつもりがどういうわけかヘタレ男になってしまったり…。
兎に角、上手くいかない。笑

それなのに、今回は狙ったわけでもないのに関わらず、私的には気持ちの良いくらい等身大の誠実男に書けたと思っています。
自画自賛だ。笑

まぁ、私的に好みの攻めになったというだけの話です。流して下さい。笑

という事で、ラブ成立までのすったもんだで、誠実だからこその弱さ、誠実だからこその強さ。そういったものを蜂須賀さんの態度から感じ取って頂ければ、とても嬉しいです。

それにしても、蜂須賀さん。
園さんの近くで見守りたいと刑事にまでなったのに、初動捜査で失敗して、園さんが行方不明になった時の心情を考えると、まぁ…。
辛いものがありますね……。

蜂須賀さん、ごめんねぇ…。

とはいえ、結果良ければ全て良し!
無事に安久津の巣窟から帰還できて、良かったですよ~~。

だから、密かに『狂喜』の番外での蜂須賀から園さんへの指輪プレゼントには、私の方がほっこりさせられます。笑
およよ…。園さんが幸せになれて、良かった。本当に良かった。笑

という事で、このシリーズも終わりと言いたいところですが…。
探偵仲間のG&Jの馴れ初め編を今書いております。
(時間軸としては『園さん』より後で、『狂喜』より前になります。もちろん過去作を知らなくても、単独で読めます)

探偵ものというとハード系の分野ですが、登場人物がGだけに笑える? コメディ要素を多分に含んだ話だと思います。
しかも、久々にあのお方も絡んできます。笑
という事で、なるべく早く書きあげたいと思います。
あっ、でも、こちらも知らない探偵業の世界、事実無根の要素を含んでおりますが、ご容赦下さいね!

その前に次作…。
例の迷いながら書いたというリベンジ作です。
連載するには少々不安もありますが、そちらをはじめたいと思います。
(詳しくは明日)

という事で、最後の最後までお付き合い下さったみなさま、ありがとうございました!





※ 本日はあとがきにつき、こちらのコメント欄も解放しております。
※ フリーダイヤルな数字並びの今日、私の誕生日。(←何だか安い印象ね。笑)
  でも、そんな日に最終回が来るっていうのが、素敵なプレゼントをもらったみたいね!


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55.園さん、ついていきます(最終話)

翌年4月。
園智晴、捜査講習を経て、警視庁科学捜査研究所「特別被害者部」捜査一課異動。

その半年後。
蜂須賀彰人、紆余曲折を経て、協力体制にある刑事課へと異動する。

これは蜂須賀の熱意と能力の賜物でもあるが、「最後の餞別」とばかりに乃木坂が陰で蜂須賀の異動を助けてくれた事も大きい。
それでも強かな乃木坂だ。恩着せがましく未練たらたらと、智晴には余計な一言、二言も放っていった。
黙っていれば、多少は格好も付くというのに…。

「言っておくけど、智晴? 俺にとっては、智晴との出会いは”運命”だと思ってたし、これでいて結構本気の恋だったんだ。こうなってしまえば失恋は失恋だけど、まっ、智晴に対してはそうだな? 最後まで良い男でいたいよな! 恩着せがましく、手助けもしてみた。とはいっても、まっ、……最高の友達ではあるかな? …って、智晴! その称号くらい、くれよな!」

何が“結構本気の恋”だ。何が“最後まで良い男でいたい”だ。
そんな事を言っていても、乃木坂は持ち前の要領の良さで、ちゃっかりと新しい恋人を作っている。

その彼とはどこまで本気の付き合いをしているのかは知らないが、今となっては智晴への想いもどれ程のものだったか定かでない。
リップサービス! もしくは、そうぼやいてみたかっただけというところなのだろう。

それでも、乃木坂の力添えには助かった。
蜂須賀の支えの元、事件に全霊を注げる環境に感謝している。

(祐輔…。もうすぐだ! これでようやくお前も浮かばれる……)

更に、その1年後。
ついに安久津の居場所を付き留め、その身辺を洗う。
結果、新たなターゲットの存在に気付く。

行動を早め、おとり捜査に打って出る。
けれども、初動ミスで拉致監禁される。

その後、民間の介入もあったが、安久津の逮捕と共に、祐輔の白骨化遺体を発見。
積年の使命を全うし、現在に至る。

今、智晴の薬指には、蜂須賀との絆の証、ペアリングが輝いている。
新進気鋭の工芸作家であり、探偵でもある舟岡啓太の作品だ。
事件解決後、蜂須賀から贈られた掛け替えのない宝物だ。

(おかげで全ての荷が下りた。これからは、幸せ一直線に生きられる)

先に職務を終えた智晴は、朝方夜勤から戻ってくる彰人のために朝食を用意する。
キッチンには美味しそうな味噌と焼き魚の香りが充満している。

コチ、コチ、カッチン…。
壁掛け時計が、幸福に満ちた時を刻む。

(もうすぐだ!)

「ただいま!」

すがすがしい朝の空気を身に纏って、もう一人の家主がアパートに帰ってきた。
数か月前に交通課に異動し、飲酒運転の取り締まりで、酔っ払いの相手をして…。
疲れているだろうに。そんなのも感じさせない清廉さだ。

「おかえり、彰人! 朝ごはん、出来てるよ~!」


     - END -





ラストはエンディングっぽく年表のような感じで駆け足にしめてみました。(詳しくは『狂喜の的』にて)笑
という事で、最後までこちらの作品を読んで下さり、ありがとうございました。
お時間のある方は、あとがきを添えましたので、よろしければ覗いていって下さいね!
リンク ⇒ あとがき

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54.園さん、ついていきます

『……参ったな。そんなに素直になられると………。でも、OK! 同期のよしみ、たまにはパッと呑みに行こうぜ!! 蜂須賀抜きで!』
「っ…、それはどうしようかな?」
『何だよ、それくらい良いじゃん。そんなところまで操立てするのか? ったく、仕方がないな…。惨敗も惨敗、俺ともあろう者が……』

冗談交じりにそんなやり取りをしていたら、絶妙なタイミングで蜂須賀が智晴の部屋に顔を出した。

「そ、そ、そ、そ、園さん!」
「ぅっ…」
「その電話…、だ、だ、だ、だ、誰ですか!!」

温厚な蜂須賀にしては珍しく、血気迫る剣幕だ。

(あら、あら…)

蜂須賀は昨晩のSEX(アレ)の後、名残惜しそうに智晴部屋を出ていった。
もちろん、智晴だって蜂須賀と一晩まるっと一緒に過ごしたかった。
けれども、ここは寮だ。みんなの目がある。そんなわけにはいかない。

それに、蜂須賀が智晴の部屋に泊まり込んだとなったら、みんなに良いネタを提供するものだ。
それに尾ひれがついて…。
何を吹聴されてしまうか分かったもんじゃない。

とはいえ、智晴が本庁異動となれば、必然的に寮にはいられなくなる。
あと少しの我慢…。
外野のいない世界で、蜂須賀との逢瀬を楽しむ事も出来るだろう。

「おはよう、ア・キ・ト!」

キラキラの笑顔を振り撒く。

「おっ、おはようございます。で、でも、園さん? この電話の主は誰です?」
「気になる?」
「そりゃ、気になります………」
「乃木坂だよ!」
「えっ、乃木坂さん? やっぱり乃木坂さんなんですか?」

その名前を聞いて、蜂須賀はありありと嫌な顔をした。
眉根を寄せ、恨めしそうに…。
どうやら嫉妬してくれているようだ。

もちろん当の電話の主、乃木坂も、智晴達のラブっぷりに、これは聞いても食えないばかりだと感じたのか、早々に通話を切っていったようだ。

「といっても、もう切れてるし……。所詮、何の気もない乃木坂だよ~~~!!」
「…って、園さーーーーん!! 俺、嫉妬しますよ!」
「そう?」
「そうです! 乃木坂さんは……………、とっても苦手です!」

優等生な蜂須賀でも、乃木坂に関しては、その苦手意識をオープンにするようだ。

「了解!」
「りょっ…、了解って……。その…、乃木坂さんとは、本当に何もないんですか?」
「ないよ。だから、単なる同期、単なる同類なだけだもん! 心配する価値もないよ~~~!!」

蜂須賀の首に腕を回し掛け、智晴の方へとその身をぐいっと引き寄せる。

「そ、そ、そ、そ、園さん!! なっ、なっ!」
「何~~?」
「何って、こ、こ、こちらの台詞です! あっ、あっ、朝から…、何をするつもりですか!!!」
「えっ? “おはよう”のキスだけどぉ~~~!!」
「おっ、おはようの……?」

タジタジになって身を引こうとする蜂須賀の口に、ブチュ~っと”おはよう”にしては濃厚なキスを馳走してやった。

「そ、そ、そ、そ、園さん!! んっ…、ド、ドア、んっ…、開いてますっ、よ! んっ、ふぐっ……」

先程の蜂須賀の声で、野次馬が集まってきたのだろう。
全開しているドアの間から、複数の目がぎょっと瞠ってこちらを凝視している。

(コイツらにこそ、馳走だったかなぁ~~?)

そんな刺激的な朝を迎えた独身寮のある日だった。

   * * *




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53.園さん、ついていきます

翌朝、乃木坂から電話が掛かってきた。
タイミングが良過ぎる。
恐らく蜂須賀と上手くいったのを見越しての事なのだろう。
本当に勘の鋭いヤツだ。

『で、どう? 一波乱あった?』
「どうって…。一波乱って…。そのまんま! 俺の声を聞けば分かるでしょ~~?」
『確かに…。麗しい美声も台無しの、酷い声だな?』
「まぁ、ね!」

乃木坂は、電話口を通しても分かるくらい大袈裟な舌打ちをした。

『最悪だ! 本当に最悪だ! 昨日は嫌な予感がしたんだよな?』
「勘の良い事で!」
『…って、違うだろ? 蜂須賀(アイツ)が刑事課への異動願いを出したって、小耳に挟んだからに決まってんだろ?』

相変わらずの情報通だ!

「そりゃ、早耳で!」
『で、嫌な予感の通り、アノ最中だったら嫌だからっていうんで、一日待ってから確かめようと思ったんだ。だけど、どうやら蜂須賀(アイツ)と上手くいったんだな?』
「御名答! その通り!」
『くそっ! 何が御名答だよ、そんな幸せ一杯の声で…。俺の気持ち、知ってる癖に……』

乃木坂は奥歯をギリギリと軋ませ、悔しがる。

「逆! 知ってるからだろ?」
『それでも、冷たいな……』
「それも、いつもの事だろ?」
『まぁ、ね…』
「それに、余分な情けは禁物。変な誤解を生むだけだって、お前も分かってるだろ?」
『情けね…。その情けでも付け込んで、縋りたいってくらいには、智晴の事を愛しているんだけどなぁ~~』
「…っ」
『でも、まっ、智晴が幸せになるっていうなら、それに越した事はない! っぅ…、仕方がないな。そうとでも言っておくか……」
「負け惜しみ?」
『犬の遠吠え? そんなところ!』
「っ……」

乃木坂も、目一杯の虚勢を張っているのだろうか?
そうは言っても、こんな軽口が叩けるようなら、そんなに心配も要らないのかもしれない。
立ち直る余地はある。

乃木坂はコホンと咳払いをすると、智晴にはっきりとした決別と餞別を送ってくれた。

『俺はね、正直なところ、智晴のような、いつ死んじゃうかもしれない恋人を持つのは、耐えられそうにない』
「っ…」
『だけど、そうだろ? 俺とお前とは同じ、打算的な性格だ。そんな割りに合わないものを許容出来る程、お人好しじゃない。蜂須賀(アイツ)とは、根本から違う』

そんな台詞を吐きながらも、乃木坂は大きなため息を付いた。
もしかしたらその割に合わないものを許容してでも、智晴と付き合って行こうと考えていたのかもしれない。

この乃木坂も……。

(俺は、そんなにも愛されていたんだね……)

『……っ、そうとでも言っておくか…。言っておかないと、仕方がないよな?』
「…っ」
『だけど、これからは一友人として、智晴の信念が報われる事を応援してる。だから、その事件を解決しろよ!』
「ありがとう。何から何までありがとう。世話になった。乃木坂の助けは、無駄にはしない!」

意外な智晴の素直さに、電話口の向こうで乃木坂が息を呑む。




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52.園さん、ついていきます(Rが終わり)

文中にR表現を含みます。
文章を折り畳んでおりますので、BLにご理解があり、年齢を満たしている方のみ、「続きを読む」にてご覧下さい!

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