57.澤木兄弟(R)

文中にR表現を含みます。ご注意下さい。
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「ああ、啓一。ごめん、行こう」

 けれども粋がって自ら立ち上がったのに、恥ずかしい事に腰を覆っていたタオルがハラリと落ちかけた。それが半勃ちした雄に引っ掛かって、思いの外直ぐには落ちていかない。

(さすがにこれは恥ずかしいな)

 咄嗟にタオルごと手で押さえ隠す。

(でも、まぁ、見られたかな?)

 男なら当然の事で、堂々としていたら良い。
 けれども、あまりにも率直に啓一の心を映しているようで気恥ずかしい。首筋まで真っ赤に染めて、照れ臭そうに怜二の方を振り返る。

 すると、怜二も同じように照れ臭そうに頬を朱く染めていた。
 それが何とも言えない幸せそうな表情で、こういう恥ならかくのも悪くないかとさえ思えてくる。

 一人暮らしの男子の部屋。ベットといっても、部屋に合わせてシングルベットで狭い。先程のソファーと大差ないかもしれない。
 だが、その分重なり合うと密になる。

 お互いに覆うものも全て取り払い、一色単に寝ころぶ。啓一が下で、怜二が上で…。
 すると、お互いにあられのないところまでよく見えた。

(怜二相手に、とんでもない格好だな)

 思春期真っ只中の頃ならいざ知らず、今更恥じらいなんて持つような歳でもない。それでも興奮した自身の姿を晒すのは恥ずかしい。
 だが、照れて興奮すればする程、一度しか味を知らない蕾が怜二の視線を感じてヒクヒクと揺れた。

「啓一……、触って良い?」
「良い」

 照れる気持ちを隠して、出来るだけぶっきら棒に答える。

「だけど、まさかこんなことを許してもらえるとは思わなかったから、悪い。何もないんだ。啓一、ローションのかわりにこれを使っても良いか? 多少はマシになると思う」

 怜二は傷口に塗る軟膏を取り出し、啓一に見せる。
 啓一も男は自然に濡れないものだと知っている。

「ああ、大丈夫だ。それで良い。ないよりはマシだろう」
「痛くないようにするから、出来るだけ力を抜いて」
「あっ、ああ……」

 少し声に不安が滲んだかもしれない。
 全くの初めてではないにせよ、排泄する部分から苦手な座薬よりも大きなモノを受け入れるのは正直怖い。
 けれども、怜二は先程のように気を遣えを言わなくても、ちゃんと大切に扱ってくれるだろう事は分かっている。

(愛されているから…)

 だからこそ、怜二になら安心して身を委ねられる。
 そこに触れやすように膝を開く。




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テーマ : 自作BL連載小説
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Author:ばけもぐ
隠れ腐女。オリジナルのBL小説を創作しています。
傾向;男臭い/強気受け多し。切ない系~爆笑系。リーマンもの、体先行型多し。ハピエン。
拙い作品ですが、楽しんでいって下さい。
尚、誹謗中傷、未成年の閲覧、画像の無断転用はご遠慮願います。


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