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10.ニアピンな腐れ縁(R)

BLのR18となっています。
ご理解頂ける方で、年齢を満たされている方は、「続きを読む」をクリックにてご覧ください。


「結弦・・・・。うん、入れるっ!」

悠誠はさも嬉しいと言わんばかりに、顔中を“にっかり”という表現がしっくりときそうな、どこか少年っぽい笑みで満たすと、指に替えて自分をその蕾に押し当ててくる。

「結弦、良いか? 行くぞ?」
結弦は “うん”とだけ頭を振ると、来る衝撃に備えて身を構える。
結弦にとっては、またここを使ってのSEXは2回目。しかも、最初はもう随分と前なのだから、そこが委縮しても仕方がない。

「大丈夫! 無理はしない。ゆっくり行くから、な? 結弦、しっかり俺に掴まれよ!!」
そうは言っても直ぐに突き入れてくるのではなく、悠誠はうっすら唇を開くと、結弦のそれに重ね合わせ、緊張を解すようにしっとりと絡め合う。
そして、本当にその緊張が解けたかのを見計らい、指の時と同様にゆっくりと自分を突き入れてくる。

「あぁーーーーーっっ」
押し開かれていく苦しさに息を吐きかけ自らを宥める。それに自ずと声までついてくる。けれども、不思議な事にその声がプラスされるだけで、強張りも幾分と和らぎ楽に感じるから面白い。
そんな感じで、結弦も目一杯の懸命さでもって、その身に悠誠を受け留める。
また目尻に涙が潤んだが、思いの外にこの自分の奥へと突き進んでくる圧迫感も悪くない。

やはり自分にはその適正があるのかもしれない。

悠誠の気遣いもあって、なんとか最奥までこの質量あるものをすっぽりと取り込むと、お互いに一息つく。
「結弦! 凄いな・・。全部入った。四方から圧迫されて、密着してる。凄く“イイ”」
何を言い出すかと思いきや、そんな事・・・。
だから、噛み付く!
「何がだっ! 知るかっ! っんん!!!」

けれども、そんな非難の言葉も言い終わるか終らないかの内に、悠誠に腰を遣われ、最後の方はその衝撃に言葉ごと掬い取られてしまう。
そして、今度あらわれた声は、もはや感じ入った嬌声ばかりへと取って替わり果てていた。
「んあっ、あっ・・。っん、んぁっ・・」

しつこく良いところを狙い擦り上げられては、声も留まるところを知らない。そればかりか、性急に急き立てられるように、結弦の雄が再び芯を持ち始める。
そして、激しい責め苦に、ほろりと目尻をまた湿らせる。

記憶の底で忘れかけていた強い快楽の記憶が、鮮明に蘇ってくる。
大学のあの1回も、初めてだというのに結弦は我も忘れ感じ、終いには意識まで飛ばしてしまったのだった。
しかも、あの時初めて結弦は、通常男が“イク”ものとは異なる別の“イク”を体感したのだった。
今も目の前がチカチカとスパークを起こしている。

その“イク”も近いのかもしれない。

そして、悠誠とはこの“相性”が、実に良いようだ。
「ああっ、んあっ、あああっ・・。はっ、んあっ・・」
「結弦、イイ。凄く・・、イイ」
「あんっ・・・・、あっ」
「もうすぐ・・、イク・・・・・、あっ・・」

悠誠がそう告げると同時。いや、そう告げる途中で、熱い放埓を叩き付けられる。
そして、結弦もまだイク事が出来なかった自分に刺激を与えると、悠誠を中に銜え込んだまま自分も同様に果てる。
覆い重なるように雪崩込んできた悠誠が、結弦の上で同様に荒い息を吐いている。

ああ、またしてもやってしまった。

悠誠の荒い息を肌に感じていると、最終的には合意したとはいえ、その“やっちゃった感”は感じずにはいられない。
しかも、中では余韻にひくつく悠誠が、その存在を主張しているかのようだ。

そして、いよいよ! 悠誠が身を引きぬいた瞬間に、どろりと流れ出してきたものの感触が、正気に戻りつつある結弦を打ちのめす。
おい、おい、おい・・。
我に返り、引きつり返る結弦に、そんな人の気も知らないで悠誠が満足そうに呟く。

「ああ、良かった。しかも、最後お前のアソコ! きゅっと締まったぜ!!」
だから、心の中で呪詛を吐く。
そんな事はどうでも良い。お前、どうしてくれる!!
悠誠はそんな結弦にはお構いなしに、さっと自分ともどもの身を清めると、またごろりと傍らに横になり、「ああ、眠たい」などと呟いて、素っ裸のまま結弦を抱き枕のように抱え眠りについてしまった。

「なっ! こんの、酔っ払いがっ!!」
結弦の言葉だけが、このワンルームマンションの小さな部屋に空しく木霊する。
けれども、傍らの悠誠はもう既に深い眠りについているようで、規則正しい寝息が上がっている。

やっ、やられた・・・。ったく、こいつには仕方がないな・・・。
今更ぼやいたところで、済んでしまった事はどう仕様もない。
結弦はふうっと深いため息を吐くと、またいつぞやの再現の如く、明日の朝は悠誠より早く起きぬけて、また白を付き通してやると、硬く心に決めて自分も眠りにつくのだった。

   * * *




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テーマ : 自作BL連載小説
ジャンル : 小説・文学

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Author:ばけもぐ
隠れ腐女。オリジナルのBL小説を創作しています。
傾向;男臭い/強気受け多し。切ない系~爆笑系。リーマンもの、体先行型多し。ハピエン。
拙い作品ですが、楽しんでいって下さい。
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