12.ニアピンな腐れ縁(R)

こちら、BLのR18となっています。
ご理解頂ける方で、年齢を満たされている方は、「続きを読む」をクリックにてご覧ください。


「そんな気持ちなんて、知らなくて良い! 桐山? 世の中白黒はっきりさせない方が良い事だってあるんだ。有耶無耶に出来るなら、そうしておいた方が良い。それに、気付いてないって? 確かに俺だって前後不覚なくらいにはベロンベロンに酔っていたけど、やられて分からないワケないだろ? 俺だって、そこまで馬鹿じゃない!」

けれども、刺激的な台詞も、返せば返す程、続く言葉が徐々におかしな方へ転がっていく。

「翌日だってずっとアソコに何かが挟まっていた感じだったんだ。そんなので分からない筈なんて、ないだろ?」
自分でこんな事を暴露しておいて、どこか冷静でいる自分がすぐさま“何を言ってるんだ?”と指摘してくるので、途端に勢い余った頭の中もクールダウンし、その勢いも見事に削いでいく。
しかも、あんまりな内容に、端正な顔の筋肉まで引きつり、醜く歪んでいく。

形勢逆転!

「へぇーー。お前の中に俺の形がインプットされてたってワケだ?」
そこをすかさずつっこんでくる悠誠の言葉に、途端にその引きつり笑いも極みとなる。
なっ・・・。確かにそうだが、そうであっても、そんな事!! 露骨に言うなっ!! 敢えてスルーしろっ!!
お前も日本人というなら!! その美しき“恥じらい”を知れっ!!

けれども、悠誠は自分でそれを“インプット”と言いつつ、この事で気を良くしたのか、あの仄暗さを引っ込め、ニヤケ面へと変貌させる。
そして、気持ちを立て直した悠誠は、己の強さを取り戻す。その強さのままに反撃すべく、結弦に猛然と立ち向かってくる。

とはいえ、ある意味! この張りつめた空気が、何気ない一言で一瞬にして誤魔化されるところ!! この二人も“喧嘩するほど仲が良い!”といった関係なのだろう。
けれども、その“良さ”は悠誠にっとっては大きな障害となっているのも事実だ。何せ肝心要な話の論点がズレてしまうから、進むものも進まない。
実際、過去にこんな美味しい“間違い”が起きているのだ。そうでなければ、もっと二人の関係が進展していても良い筈だ!
けれども、現実は厳しい。それがあだとなって上手く結弦に誤魔化された挙句、何事もなかったかのように後はここまで平平凡凡に過ぎてきてしまったのだ。

悠誠にとっては、まさに“不幸”としか言いようがない。

けれども、今回ばかりは悠誠の方に、少しばかり分があるようだ。
「じゃ、当然!! 今回も、その名残はあるんだ!!」
「なっ! そんな事・・・・・・」
「じゃ、昨日の事も鮮明に・・・」
このままでは昨日のアレを完全に“認めてしまう”事になる。だから、そう結論付ける悠誠に、結弦は慌てて制止かける。

「だけど、桐山っ! 本当に、悪い事は言わない。物事を曖昧にして置くのは、日本人の美徳の内の一つなんだ。お前も、俺の言う事が分からなくないだろ? だから、今回も同じ間違いとして済ませ!!」
けれども、すぐ悠誠の口から反対の意が返ってくる。
「バーカ! だから、俺にはそのつもりはないと言ってるだろっっ」

そうだから、再び険悪なムードとなってくる。

お互い様だけど・・・、まだ言うかっ!!
ああ、頭痛まで起きてきた。
そして、結弦はこめかみを抑えつつ、悠誠の顔を睨み上げつつ、この堂々巡りのような話を一方的に終わらせようとする。
「いや、俺は忘れる! 今、もう忘れてやった!! 良いな、桐山っ!!」

けれども、もちろんの事! 悠誠だって、黙っていない!
「お前がそのつもりなら、良~く記憶に残るように、素面の今! もう1回既成事実を作ってやる!! それなら、お前だってもう俺達の関係についての言い逃れなんて出来なくなるだろ?」
そんな悠誠のいちゃもんの様な強引な話に、結弦も反発しようと刹那口を開きかけるものの、悠誠も要領を得たもので、そんな言葉の割り込む隙も与えず、更なる言葉を続ける。

「それに、結弦!! 昨日の感じじゃ、俺とどうこうする事自体は厭とは思ってないんだろ? だから、強硬手段でも何でも、証拠を作る・・・」
「・・・・・」

痛いところを衝かれぐうの音も出なくなった結弦に、実力行使とばかりに手を結弦の股の奥に刺し入れると、そのまま昨日散々自分を受け入れ悦びうねったその窄まりへと忍び込ます。

証拠となる既成事実を作るとはいえ、今日の行為自体は色気も素っ気もない即物的なものだ。
丁寧だった昨日の行為との落差があり過ぎる。
ある意味、悠誠のこの状況に対する不服な思いが形となって現れているのかもしれない。
だって、悠誠のこの切なる気持ちを受け入れて欲しい相手は、自分と異なり冷めている何と言っても、その温度差が歯痒くも、残念なのだ。

とはいえ、結弦の方も、自分本位な悠誠の行動に怒りつつも、またもや自分の躰は主を裏切り、悠誠の指を甘んじて受け入れるのだから、困ったものだ。
いや、違う! 結弦が悪いばかりじゃない。
予想外に昨日十分な程馴らされたソコは未だに柔軟な上に、完全に昨日の悠誠の放ったものが出しきれてないのか、それが潤滑油となって、グチュグチュと卑猥な音を立てながら、糸も簡単にこの異物を奥へ奥へと呑み込んでいくのだ。仕方がない。




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Author:ばけもぐ
隠れ腐女。オリジナルのBL小説を創作しています。
傾向;男臭い/強気受け多し。切ない系~爆笑系。リーマンもの、体先行型多し。ハピエン。
拙い作品ですが、楽しんでいって下さい。
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