13.ニアピンな腐れ縁(R)

BLのR18となっています。
ご理解頂ける方で、年齢を満たされている方は、「続きを読む」をクリックにてご覧ください。


「悪く思うな、結弦・・・」
悠誠は指を送り込みながらも、耳元でそう苦々しく呟く。
けれども、もはや結弦に告げる言葉はない。今回ばかりは悠誠に本当に本当に完敗なのだ。
本当のところは確かに、認めるのは難があっても、悠誠とする事自体に嫌悪感はないのだから、仕方がない。

しかも、昨日の名残が熾火のように敏感にざわめき立ち、呑み込んだ端からその刺激が歓喜へと変わっていくので、それ以外の事柄に捉われている余裕なんて実際全くないのだ。
その証拠に、脂汗がつぷりつぷりと額に噴き上がってくる。
けれども、いつまでこのまま耐えていられるか? 少しでも中で指がくりくりと動けば、ザワザワとした快楽が沸き起こり、意識が遠のいていく。

そして、一度火が付けば、再びその快楽に呑み込まれ翻弄されていくのも早い。

次々と湧き上がってくる情動に、自ずと腰が浮き始める。
「んんぁっ・・」
「本当に、敏感なヤツめ・・・。こ、これくらいで・・・」
中に入れた指にキュッと吸い付く結弦に、悠誠もどうしょうもなく官能を煽られるのか、既に結弦の脚に触れた悠誠の昂ぶりは硬く芯を持ち、先をじんわりと湿らせている。
今が寝起きだからと言って、何もそれは健康な男子の証拠である朝勃ちという訳ではない。明確にアノ意思があっての昂ぶりだった。

「なっ! ・・・んんっ、やめっ・・、はっ」
「やめないっ・・。くっ・・、バカっ! 堪らない!! 結弦っ・・」
中を大きく抉られたからじゃない。噛みしめるように呟く悠誠に、返す言葉が出ない。
けれども、その強い刺激に乗じて素直に喘いでは、そんな自分を打ち消す。
「んああっ・・、あっ。ああっ・・。やんっ・・」

刹那苦み走った顔で、悠誠がぼやく。
「本当に・・。普段、ストイックな癖に、こんな色気っ・・・。そんな表情(カオ)して、そんな反応返されたら、本当・・・・。やめられなくなるだろ? あんまりお前が頑なだから、ちょっと悪態付いて、虐めてやろうって思っただけなのに・・・・・。くそっ!!」
「んんっ・・・。そんなっ・・、ものっ!! しっ、知るっか、ぁんっ・・、ぁはあっっ!!」

そうは言いつつ、結弦の方ももう止まらない。悠誠の指にしっとりと絡み付き、強請るように肉襞を波打たせる。しかも、しっかりとした刺激を欲して、なるべく奥まで取り込もうと腰が動きに合わせ上下に揺らめきかける。
だから、悠誠の口にこう言わさざるを得ない。

「お前こそ・・・・。知るかっ!!」

けれども、そんな憎まれ口を吐く声音には多分に艶が含まれており、こんな結弦が“堪らなくて仕方がない”といった悠誠の情動が溢れ出てる。
今も、指で馴染ませる必要もない程に柔らかい結弦のソコは、今か今かと悠誠を欲して待ち構え、うねうねとざわめき立っている。
そして、結弦のソコがそんなのだから、悠誠としてももうこうする他ない。
少しの間指で解し弄っていたものの、ほどなくして指を引き抜くと、替わりに自分を宛がい、一気に最奥(サイオウ)まで貫き上げる。
「あああっ・・・」

充分な施しがなされているとはいえ、自分を貫く瞬時の衝撃に、結弦の背が弓反りとなって後方へとしなり返る。
けれども、一気に自分を襲ったそんな苦しくて強い衝撃と引き換えに、その分甘い痺れもたっぷりと湧き起こり、そんな快楽が結弦の中を隅々まで満たしていく。

いくら言葉の上では強がりを吐いても、結弦の躰は悠誠を望んでいるのだ。

そして結弦は、しっかり奥深くまで入り込んできた悠誠を、吸盤のようにきゅっと隙間なく密着させると、更なる刺激を求めてその接着部がざわざわとうねり上げる。
「・・・・・」
自分の躰の一部なはずなのに、ココのそんな反応だけは致し方なく、抑える事が出来ない。
苦しい訳でもないのに、ついと結弦の眉根に深い皺が寄る。

だから、そんな結弦の表情を捉えた悠誠の唇から、不貞腐れたようなチェッという舌打ちが聞こえてくる。しかしそれは、ダイレクトに結弦のうねりを体感した悠誠だからこそ、より一層そうしたくなるものかもしれない。

認めざるを得ない、自分と結弦との唯一無二な相性の良さ。

自分を締め付ける圧迫感だったり、その体温だったり。
そして、自分が与えた施しに対し返ってくるその反応だったりが、今まで体験したどんな女よりずっと”イイ”のだ。

けれども、残念な事に、そんな”イイ”反応を返している当の本人には、その辺の事も、悠誠自身の事も、なかなかまだ受け入れ認めそうにない!
だからこそ、そんなやさぐれた思いが、悠誠を不貞腐れさせる。

「やっぱり、結弦・・・。“イイ”ヤツめっ!! でも、くそっ! くそっ!!」
そして、結局そんな思いは舌打ちだけに留まらず、悪態となってまで出てくる始末。
だが、結弦のが一枚も二枚も上手なのか、それが単に男だからか、糸も簡単にいなされる。
「そう思っているんなら・・・。入れてしまったんなら・・・。動けっ!」

やはりこの辺が、普通の女とは違う。
最後まで拒否し続けたら良いものを、悔しそうにぶっきら棒にそう吐いたとしても、どこか潔いのだ。

そして、“ここ”が結弦なのだ!

そうやって結弦が悠誠の肩を押してくれるから、自分の放った台詞に引っ込みが付かず、結弦に無理を強いているという悠誠の忸怩たる思いまで、どこか軽やかにさせてくれる。

とはいえ、結弦だって、心の奥底では悠誠とのコッチの相性が抜群に良い事くらい十分に感じ、それを認めてる。敢えてそれを見せないだけだ。
そして、分かっていてその素振りを簡単に見せないのは、至極簡単な事だ!

それは、自分達が男同士だからだ。

結弦だって、馬鹿じゃない。
自分達に特別な何かがあれば別だが、こんな相性くらいで敢えてそんな枷を嵌めて普通ではない茨の路に向かっていこうなどとは思わない。だからこそ、あまりそんな常識に捉われなさそうな悠誠には、そんな思わせぶりな様子なんて、安易には見せられないのだ。
それこそ、そんなところを見せでもしたら、何を言い出すか分からない。悠誠を図に上らせるわけにはいかない。

自分には気軽にセフレ感覚で男と遊ぶような感覚は持ち合わせていないのだから・・・。

けれども、ここまできてしまったら、今日のところは最後までいくしかないという気持ちが強い。
だからこそ、そう言ったまでだったが、結弦がそう言い放つが早いか、それを受けて躊躇いのなった悠誠が遠慮なく突き上げだしたので、もう諸事情に捉われている余裕は、ほとほとなくなってしまった。
だから、後はもう、悠誠の揺さぶりに身を預け、ひっきりなしに続く快楽の波に呑まれて、只々歓喜の声を上げ、落ちていくのみだった。

   * * *




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Author:ばけもぐ
隠れ腐女。オリジナルのBL小説を創作しています。
傾向;男臭い/強気受け多し。切ない系~爆笑系。リーマンもの、体先行型多し。ハピエン。
拙い作品ですが、楽しんでいって下さい。
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