28.生徒会長は俺のモノ!(ややR)

ややRと思われる部分(SMトークです)がいくつかありますので、折りたたみます。
年齢を満たしている方は「続きを読む」にてご覧下さい。

「では、羽生君! 君には良く漣に見てもらえるように、昌之と同じの胸の飾りを付けてあげよう!」
何だって? 俺にも文具を付けるつもりか? この変態校医!!!
けれども、既にクリップ付きになっている昌之は、もっと凄いお仕置きが待っている。後に尿道管を突っ込まれての放尿プレイに悦ぶ彼らの姿など、想像も出来ないだろう!

だが、自分に差し迫ったピンチに、寿はより一層怯み、その場に凍り付く。心の中では逃げなければと警鐘が鳴り響いていたとしても、足が竦んで一歩たりともその場から退く事すらも出来ない。

しかしながら、手詰まり! 万事休すとなったところで、救世主が現れる。

「待てよ、滉人(ヒロト)! 人のもんに勝手に何しようとしてんだ!!」
寸でのところで、漣が校舎に響き渡るような怒声を張り上げながら、この保健室へと踏み込んでくる。

というのも、漣はいつものように押し掛け昼飯を取ろうとして、寿の教室まで出向いてきて、二人の姿が教室に見当たらない事に疑問を感じ、先ほどまであてもないところを必死に探し回ってきたのだ。
それこそ、迷惑千万! 会う生徒片っ端から因縁を付けるように寿の所在を聞きまくり、聞きまわり! そうした末に、ようやくの事でこの保健室に辿り着いたのだった。

けれども、漏れ聞こえる微かな声に、事態は緊急を要している事を知り、体裁も何も忘れて保健室へと飛び込んだのだった! 
だから、咄嗟に出てしまったあまりに親しき間柄を匂わせる漣のこの台詞に、寿は安堵する一方で妙な違和感を覚える。
あれっ・・・? 何だ?
けれども、そんな寿の思いは余所に、この二人の会話は続く。

「人聞きの悪い・・・。私は単にお前達も一緒に楽しもうと言っているだけだ。それに、お前の恋路に一役買う事になるんだ。感謝こそしてもらいたいくらいだと思うが、違うか? だから、漣! お前が来たのなら、分かっているだろう? “お前”が“彼”に施してやったら良い!」
内容も去ることながら、やはり内館も“漣”と親しげな呼称を用いている事に驚く。

「何をっ!!! あんたのS趣味に、付き合えるかっ!! 第一・・・・・・。そんな事したら・・、嫌われるだろっ!!」
勢いだけが取り柄のような男なのに、心なしかいつものような威勢が感じられない。
漣といえどこのS男には歯が立たないのか、それとも寿にそんな事をするのを心の底では望んでいるのか・・・。
どちらにせよ、唯一の頼みの綱がここであっさりと押し負けてもらっては、至極困る!

「嫌われるって? 実は喜ぶかもしれないだろ? お前もやってみたら、良く分かる! 私が思うに羽生君は未開発だが、れっきとした“M男”だ。大体からして、そこのところはお前も気付いている事だろ?」
「・・・・・・」
「しかも、お前は俺の従弟だ。嫌でも内館の血が半分混ざっているんだ。本心ではそういう事をしてみたいと思っている筈だろ?」
「・・・・・・」

断言する内館の言葉を否定して欲しいと願う寿だったが、図星なのかやはり漣は押しだまっったままだ。
何か? お前は内館の従弟で、S男だったのか?
し、しかも、しかも、しかも!!! 俺にそんな事までしてやろうと思っていたのかっ!!!
油断のならんヤツだ・・・。はぁ・・・・。前途多難!

けれども、引きつる寿に対し、漣はこそりと舌打ちすると、“すまない”といった表情で見つめ返してくる。
「あんまりあんたの役には立てなかったな・・・。あいつは母方の従兄なんだが、生まれてこの方一度たりとも敵った事がないんだ。あいつは生粋の真正Sだからな・・・」
そして、押し黙る漣に、ますます自分の身に置かれた事の重大さを実感させられ、引きつる。

あはっ・・。内館に逆らったらダメという事か?

内館は手にクリップを持つと、寿に前までやってくる。そして、寿の手にそれを握らせる。
「はい、これは羽生君? 君の分だよ」
こ、これを俺が付けるというのかっ!! ・・・・へ、変態っ! だ、誰が付けるかっ!!
そんな寿の思いを見越してか、内館が念を押す。

「本来はここで漣が君に付ける様子を見届けるのが一番なんだが、今日のところは宿題という事にしておこう!! 何と言っても、もう!!! 昼休みもあと少しで、時間がないからね! 漣に後でこっそりつけてもらうんだよ。きっと華やかな胸飾りとなる筈だ!!! でも、分かってるね? ちゃんと付けるんだよ! これは君の分の“お仕置き”だからね!」

殊更穏やかで優しげな声音で、クリップを付ける事に念をおしてくる。
けれども、ここは強制的にここで付けさせられなかった事を喜ぶべきなのかもしれない。
とはいえ、内館には、その場に居ても居なくても、逆らえないような気がする。

彼のS性ゆえか、自分のM性ゆえか・・・。

いや、彼の発する言葉には、何人でも従わせるような強い言霊宿っているのは確かだ。




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隠れ腐女。オリジナルのBL小説を創作しています。
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