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ニアピンな腐れ縁後書き&おまけプロローグ

【後書き】
作品で出来不出来は兎も角として、この作品についての作者的感想をっっ。

作者の趣味嗜好;体育会弓道部の題材のものが書きたいというだけで、作った話でしたが…、書けて良かったです! 楽しかった! 楽し過ぎて、番外編おまけまでっ、書いちゃたくらいですから!
しかも、思いの外エロ度合い高しで、違う意味で満足なものでした。笑

ちなみにWord(A4縦書き)で、不必要な行替えブランクを省きまして、122頁、89,229文字です!
私にしては、そこそこ文章量になったかな?と思います。

ですが、書きたかった事は全て書けたかというと・・・。
どうでしょうか? 体育会については納得出来る程には書けたんじゃないかと思います!
弓道については、もっと練習風景や試合模様、昇段試験、合宿などなど書きたかったですけど、スポコンではないので、さすがにそこまでは無理でした。笑。
でも、また機会があれば弓道物のストーリーの中で書きたいと、思いますっっ。笑 (あるかな???)

とはいえ、このカプ自体も私にとってはとてもはまりカプだったので、上の事以外にも思い入れの強い作品になりました。
最終までに気が抜ける事が多々あるんですけど、これは最後まで楽しめました!!

という事で、弓道ネタに関係なく↓更に超おまけのプロローグ的なものを悠誠バージョンで用意してみました。笑
高校生時代の話しとなっております。
短いエピソードですが、よろしかったらご覧下さい。




【おまけ エピソード 悠誠バージョン】
受験を控え、ずっと取り組んできた部活も、夏休み前の高体連を後に引退してしまった。
だから、悠誠の残りの高校生活も、勉強漬けの受験生活一辺倒へと変わり、今はその入試を控えての最後の追い込みといったところなのだった。

取りあえず、部活に充てていた時間の大よそを予備校通いへと変えた悠誠は、夕方から始まる抗議までの時間を高校や市の図書館で受験勉強しながら潰し、その後その足のまま自宅から2駅のところにある、駅前の大手有名予備で2時間程の対策授業を受けて帰るのが、この頃の日課となっていた。

その塾の授業も、学力、必要科目、志望大学別対策等で、クラスもいろいろと別れているが、私立でもセンター試験を取り入れているところがほとんどとなった昨今、悠誠もそれに則り、センター対策の数々のクラスを中心に選択している。

そして、本日の最終授業を終え、一仕切の辞書や参考書、筆記用具等を詰め込むと、同じ高校の仲間である本村や野神などとその教室を後にする。
すると、教室から1歩も2歩も出ないところで、隣の教室からも雪崩のように生徒達が出てきた。

その中に、見知った顔を発見する。

彼は、悠誠とはカブる事はないものの、ずっと遠からず近からずの縁のある相手だった。今も高校は違えど、こうして同じ塾に通い、そんなニアピンのような腐れ縁も脈々と続いている。

しかも、彼とは全く面識がないわけでもない。

数えるくらいの少なさだが、実際会話をした事だってある。中学の時はソフトテニスで戦った事さえある。
けれども、未だに関係がカブる事がない相手だから、なかなか”友達”、”知人”とまでいかないのだった。

そして、その相手は悠誠のそんな物言いたげな目線になど気付きもしないで、同様に同じ高校の仲間と話しをしながら、悠誠のすぐ近くを通り過ぎては、帰り口へと足早に去っていく。
背筋がピンと伸び、ブレたところなど一切ないその姿は、実に凛としていて、彼がまだ小学校だった頃から何一つ変わっていないように思える。
しかも、高校では弓道部に入っていたようだから、尚の事それに磨きがかかったように思えるくらいだ。

美しい・・・。

男にそんな形容は相応しくないのかもしれないが、彼から感じる印象はそのもので、実に的確に言いい得た言葉のようにさえ思える。

悠誠は彼が視界の端に引っかかっている程度にまで遠く、立ち去った後だというのに、未だに彼から目を反らせる事が出来ず、その背中を眺め続けている。
すると、ふいに傍らの同級生が悠誠めがけてなのか、仲間内全てに対してなのか、声を掛けてくる。

「桐山? あれ、海王子の棟方だよな! お前、知ってるか?」
「存在くらいはな・・・」
「やっぱ、良いよな!!  男でも、”お付き合い、お願いします”って言いたくなるだけあるよなっ!」
「木本! それ、俺も分かる。やっぱ、良いなっ。綺麗だしよぅ!」
「桐山・・・。もしかしてお前も今見てたって事は、そうなのか?」
「バーカ! こいつは男子校に通っていても、女に事欠かないんだぜ! 何もわざわざ男に走らなくても・・・・、なっ?」
「なぬっ! お前も今!! “男でも間違って良い”って、言わなかったか?」
などと、同級生二人は悠誠が会話に入らないのを良い事に、好き放題言いたい事を言いあって盛り上がっている。

「でもよ! 凜とし過ぎて、隙がないんじゃ・・・。ありゃ、魅力と紙一重の“鉄壁の守り”だな・・・」
「じゃ、告っても、“撃沈の山”ばかりってか?」
「そう、そういう事!! 切れ味鋭く、一刀両断!! この幼気なハートもバッサリと・・・」
「って、お前! それを言うなら、弓道の矢でザックリと、背中まで貫通だろ?」
「だな? なら、他校の俺らには、より一層見込みなしってか?」

本村らは無責任にも噂話に花を咲かせは、ぎゃははと笑い転げる。しかも、なかなかこの話に終わりを見せようとしない二人に、悠誠はやや腹立ち気に「行くぞ」と急き立てる。
ああ、この話題・・・。都合が悪いったら、ありゃしない!
悠誠は一人こっそりと心の中で呪詛を吐きかける。

だけど、他校は見込みなしってか…。

何より悉く縁が出来ない自分のこの運命を呪いたくなる。
ちょっと誰かに聞けば良い話だが、その棟方の志望校だって知らない。

しかも・・。高嶺の花・・・、か・・・・・・。

その前に、相手が男からじゃ、到底無理な話しだ。
棟方は極々普通の良識人タイプだ。”まずはお断り”になるのは、間違いない。
悠誠はそれこそ誰にも気付かれぬように、深いため息を長々と吐き出しかけると、家路へと急ぐのだった。

いつの間にか恋心へと変わっていった積年の思い・・・。

とてもじゃないが、叶いそうにもないこの思いに、キュッと切なげに胸が軋む音を上げ続ける、青春時代の悠誠のある日のヒトコマなのでした。

   - fin. -




最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!
この作品最後という事なので、コメント欄を久しぶりに空けさして頂きました~!!

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テーマ : 自作BL連載小説
ジャンル : 小説・文学

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みちたか様

いつもありがとうございます!
最後まで読んで下さり、嬉しい限りです。
みちたかさんも次の連載まで、一休みですね!
私もどんなお話がスタートするのか、楽しみにしています!!

No title

こんにちは。連載お疲れ様でした。
ばけもぐさんの軽快な文章さばきに一気に読み進めてこれました。
まだ連載が続いているモノや、これから始まるものも、
楽しみにうかがわせていただきます!
とりあえずはここらでひとやすみw( ^^) _U~~
プロフィール

ばけもぐ

Author:ばけもぐ
隠れ腐女。オリジナルのBL小説を創作しています。
傾向;男臭い/強気受け多し。切ない系~爆笑系。リーマンもの、体先行型多し。ハピエン。
拙い作品ですが、楽しんでいって下さい。
尚、誹謗中傷、未成年の閲覧、画像の無断転用はご遠慮願います。


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