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39.生徒会長は俺もモノ!(R)

記述にRを含みますので、折り畳みます!
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俺は、もしかしてとんでもない相手を、当初敵に回していたのか?
うううっ・・。

けれども、今から制裁を下されるであろう蒔田は、至って余裕の表情だ。怯む事無く、挑戦的に漣に“蛇の睨みパートⅡ”を返している。
今まで気付きもしなかったが、自分の周りをよくよくと見渡せば、寿の上を行く役者ばかりが揃っている。しかも、何故かピンポイントで・・・。甚だ恐ろしい限りで、頭も痛い。なるべくなら、本当のところはその誰一人とも関わりたくないものだ。
けれども、そうは言っても、寿の周りを取り巻いているのだから、仕方がない。
冷や汗をどっと掻きながらも、取りあえずのところは傍観を決め込む。

「これは、これは・・。私達二人の親密なる時間をっっ。邪魔しないでもらいたい」
蒔田はいけもしゃあしゃあと、最高潮の怒りを纏った漣に噛み付く。とても穏便に済まされるようには思えない。そういった雰囲気からは程遠い現状である。

「二人の・・? ちゃんと俺のモノだという“印”を付けておいた筈だ。勝手に触ってもらっては、困る!」
だが、“印”にしては分かり辛く、不相応と思えるものだ。
仮にマーキングするとするならば、もっと他に上手いやり方があったに違いない! これでは、単なる個人趣味の延長としか思えない!!
そして、寿はそれゆえに不必要に蒔田を煽ってしまい、より一層の窮地に立たされてしまったのである。

腑に落ちない!

それは蒔田も同様のようで・・・。
「そうですか・・・。あれは御丁寧にも、“熨斗“のようなものかと思いましたが、違いましたか?」
などと、蒔田に言わせてしまう。だが、漣も負けていない。

「この人は、誰かにあげても良いような“贈答品”なんかではないんでね! 今直ぐ、返してもらう!! 分かったら、こっちに渡して下さい!!」
とはいえ、一応こんな相手でも、蓮にとって蒔田は先輩である。形式的に普段より丁寧な物言いにして、食い下がる。

だが、そうと言われて、“はい、どうぞ!”と素直に返す馬鹿はいない。好戦的な態度を取る。
蒔田はふんと鼻をならすと、漣に見せつけるように、寿の中奥深くに差し入れた指を、クチュクチュと音を上げながら掻き回す。

「んっ、っいやぁっ・・・」
漣の目の前でこんな姿を晒されて、先程とはまた異なる辛苦とした悲壮な痛みが、寿を襲う。
漣だって、どれ程の怒りを覚えたかわからない。

寿は少しでもその痛みに耐えようと、目をぎゅっと瞑る。

けれども、その矢先、何かで床を打ち鳴らすようなパチンとした乾いた音が室内に轟く。だから、仰天し、瞑ったその目を再び開く。
その瞬間、我先にと視界に飛び込んできたのは、これまたどこで調達してきたのかという意外な代物だった。

えっ・・。ムチ?

とてもじゃないが、普通の高校の校舎内にそんな物など、ありはしない。摩訶不思議! それがまかり通っているのだから、至極腐った学園である。
けれども、そのしなる鞭から轟く音も天下一品なら、そのムチ捌きたるもの! 素人目からもこの上なく素晴らしい芸術技に思えた。
蒔田の縄芸など、この鞭捌きを前にしたら、子供騙しに良いところ! この足元にも及ばない。

漣は更にその鞭を振り上げると、寿の上に馬乗りになっている蒔田を、容赦なくビシバシと払い退ける。そして、その続き様! 今度はそれでフリーとなった寿の縄に、その鞭の先を掛けて、スケールのゲージを巻き取るかの如く、くるりくるりと自分の元まで引き寄せてくる。
本当に鮮やかで華麗な鞭捌きである!

僅かに寿の柔肌を掠めた鞭の先が、耳掻きの先についているあの綿花のように優しく繊細に、シュルリと弧を描きなぞると、漣の手元へと返っていく。
それこそ! “世の中には、こんな世界もあったのか”と、目から鱗の新境地開ける心地良さだった。

さすが! 半分だけだが、内館の血を受け継ぐ男である。

この生まれながらの突出した才能に加えれっきとしたS教育も、密やかに成されているに違いない。
だから、言うに及ばす、その見事さに感服した蒔田は、頭が床に付く程深く平伏す。
「是非、是非! 今度!! そのお二人の“鞭プレイ”を、間近で拝ませて下さい!!」

これぞ技術の成せる技なのか? すっかり羨望の眼差しに変わった蒔田が、漣を崇め奉る。ゆえに、この中で一番まともともいえる一般人に近い寿は、ドン引きする。
けれども、“そんなプレイしなくても、見なくても良い”と突っ込みを考える余裕もなければ、再び鮮やかな鞭捌きで御縄を解かれて、身なりを整えられ、しかもどさくさに紛れギュッギュッと漣に熱い抱擁をされていても構えない!

漣の好き放題に、させてしまっている。

とはいえ、ようやくの事危機を脱す事が出来たのだから、それくらいの役得は与えても、良いのかもしれない。
そして、十分に寿の抱き心地を味わった漣は、その後寿を匿うようにして、生徒会室を後にするのだった。

   * * *




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テーマ : 自作BL連載小説
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隠れ腐女。オリジナルのBL小説を創作しています。
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